仄暗いお散歩

廃墟 廃屋 事件現場 カイラスチャンネル(You Tube)

 『私の彼は”左利き”』という、昔のアイドルが歌っていたヒット曲があるが、そのヒット曲から6年後、無論キョーコさんは意識していたに違いない。掛居先輩も、左利きであるということを。 投げキッスをする時も、呼ぶ時も、あふれる泪をぬぐうのも、いつでもいつでも彼は ...





 どこからかタダチケットを入手したのか、当時テレビのゴールデンタイム帯に冠番組まで持っていた大人気アイドル『野口五郎』のコンサートに行って来た、キョーコさん。 キョーコさんは、コンサート会場ならではのあるお約束事にいたく感動し、家に帰って来てからも激しく ...

 汽車の車内には、様変わりして尖った雰囲気を周囲に振り撒くかのような、あの宮脇君がいた。 格好つけた、あんなジャケットを羽織った彼。 こんな質問を、宮脇君はキョーコさんに問いかけたのだ。「街に、何しに行く?」 キョーコさんは街の、当時藤淵には存在し得なか ...

 テストの数学は絶望的だった。 落ちこぼれそうなのだと。 放課後、部活があるので物理室に行ったキョーコさん。 そこで、にわかに信じられないものが目に飛び込んで来たのだという。 例の、キノコ頭が無かった。 部長さんの顔はしっかりとあったのだが・・・。 キノコ頭 ...

 テストが三教科あったものの、キョーコさんいわく『あきらめてよい』と、戦わずして負ける、のような、もう諦めか詰んだ状態の様子。 掛居部長との三度の遭遇で、テストどころではなかったのだ。 一度目は体育館で。 二度目は、バス停だった。 キョーコさんはバスの中 ...

 街に出て、今、巷で大流行のテレビゲーム『インベーダー』をプレイして、パフェを食べたりして、高校生活を満喫する、キョーコさん。 均君を見かけるが、金山君同様、もはや彼は過去の遠い思い出、懐かしい存在としか目に映らなかった。 掛居先輩に逢いたい。 部長さん ...

 運命的でさえあった、掛居部長との遭遇劇を、物語形式で綴ってみせる、キョーコさん。 心臓が止まる思いであったと    勘違いかも知れないが、彼がこっちを見て手を横に振っていたのだと。 アタックしてやろうかな。 その思いは日に日に高まってゆく。 一日中、掛 ...

 季節外れの死ぬほどの寒さだったというのに、教室にストーブは既になかったのだという。 昨日取り外したばかりなのよと、キョーコさん、恨み節。 本日は物理部のある日。 物理部へ入部した理由を臆面もなくあけすけに独白してしまう、彼女。 あの部長さんの顔で、入っ ...

 帰りの汽車、駅で久しぶりに、金山君を見掛けた、キョーコさん。 その顔は、誰だかわからないぐらいに、変わってしまっていたという。 ショックなことに、もはや、前歯が全部無いのだとか。 懐かしい、と。 そして、思いつめたように、何だか可哀想・・・、と、金山君を蔑 ...

 汽車もバスもスト決行。 学校から自宅まで徒歩では無理なので、親の車で送ってもらった、キョーコさん。 教室に入ってみれば、朝礼の途中だった。 物理部には半ば強制入部させられ実態はまだ把握出来ておらず、本日部活があるのかわからないので、ならばと、下校時にク ...
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