仄暗いお散歩

廃墟 廃屋 事件現場 カイラスチャンネル(You Tube)

 休日が続くものの、持つものを持たざる身分ゆえ大遠征は難しいけれど、片道の交通費が、どうにか五百円以内で行ける大物案件はないだろうかと、まるで中学生のような懐事情に内心恥らいを感じつつ、果たしてそのような都合の良いおあつらえ向きなまだ見ぬフロンティアがい ...





 この小説は、僕のブログ記事にインスパイアされた方が書き上げたものです。自分ひとりで更新を続けていることに息苦しさを感じていたこともあり、そういったこともいいのではないかと、掲載へと踏み切るに至りました。昭和の栄華、廃墟ドライブイン『かどや』の夢 他にも ...

 以前から度々つぶやいていたキョーコさんによる辟易とした言いようの「史之舞は松沢さんのことばっかり!」。 若干十五歳の中学三年生の少女の口にすることである。史之舞の通う施設にいる”松沢さん”に関するユニーク・エピソードをしつこく聞かされ、キョーコさんはも ...

 うねって黒カビが繁殖をしたカーペットに隠れてはいるものの、床板は多数至る所が崩れていると思われ、場所によっては、カーペットの張力にみに支えられて足が中空状態の箇所もあったりして、身の危険さえ感じるほど。 なので、こんもりと盛り上がっている、基礎部だろう ...

 小岩の街を歩き回り、足の裏に適度な痛みを感じ始めた頃、情報提供者である”えっちゃん”さんの言う、”ピンクハウス”へと、ようやくたどり着く。 下町というと、狭い路地に古い木造家屋が密集しているイメージがあったが、ここ小岩は、それらが淘汰されてきているのか ...

 もうそれほど時間が残されていない受験生のキョーコさんにとって、極めて危険とも思える、募る一方の所ジョージへの愛。 所さんに会いたいばかりに、ウワさのチャンネルの一員に加わりたいと、コメディアンになってやるだとか、どこまで本気かわからない発言を繰り返す。 ...

 横から、ネームプレートをただ引き抜くという、たった1アクションで済むことを、なぜやらなかったのか。  廊下には、布団が敷き詰められていた。ホームレスがその場しのぎで、寝床にでもしていたのだろう。 東京に実家が無かったとしたら、僕も紙一重でこういう場所に寝 ...

 駅からの崖を下ってきて、大方の入江周りの探索は終えたので、ようやく、洞穴へと入っていってみる    僧円空が安置した仏像。言い伝えでは、修行僧が熊に襲われるが、仏像の後に隠れて難を逃れた。その際、仏像の首は熊に食いちぎられたという。以来、「首なし観音」 ...

 今では信じられないことに、かつてのキョーコさんは、華麗なギターさばきを披露した金山君にたいして、『ハイ、良くできました   』の意味を込め、ピコットと呼ばれるチョコを(調教師が、芸をした動物にご褒美の角砂糖を与えるかのように)彼の手にのせたりして、対等 ...

 情報提供者より、「崩壊間際の、辛くも並びたつ二軒の廃墟アパートを、新宿の上落合で発見です。今なら、すんでのところで、撮影に間に合うかもです。でも、これからの梅雨を乗り越えられるかどうか・・・。是非、『退廃、空き家ファイル』入りの早急なご検討を   」と ...
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