いなせ農園を抜けると、そこには当時の旺盛を物語るように、宿泊施設がどこまでも立ち並んでいた。観光客用のコテージ風の施設には、住み込みの従業員らしい人達の部屋もあり、中にはまるで突然に夜逃げでもしたかのように、生活用品などが投げ捨てられ散乱をしている状態の ...
「歴史の闇」 荒廃、『いなせレジャーランド』散策4
廃温室がぎっしりと並び、更にこれまた夥しい数の宿泊施設も見えてきた。この大空間にただひとり、野生のクマの出現に怯えつつも、いなせレジャーランドの没落した理由を、ひとつひとつ検証していきたいと思う。 ...
「アスレチックから温室」 荒廃、『いなせレジャーランド』散策3
荒れるがままに放置され、ファミリーでさぞ、賑わっただろう弟子屈のUSJも、今では遠い昔のおはなし。寒空の下、野郎一人で広大なスペースのアスレチックランドに、挑んでみるとする。 ...
「廃アスレチックランドフィールド」 荒廃、『いなせレジャーランド』散策2
ディザスター・ムービーの様相を呈し、破壊の限りを尽くされた入り口付近を通り過ぎ、お出迎えをしてくれたのは、ヘルスセンターの正面、屋根に描かれた、微笑みの動物たち。 ...
「森の深奥」 荒廃、『いなせレジャーランド』散策1
北海道の弟子屈町、クッシーでおなじみの屈斜路湖の湖畔に眠る、その昔栄華を誇っていたという、巨大レジャーランド施設「いなせレジャーランド」。朽ち逝き続け、森の中へと静かに消えようとしている、その前に、思い出に留めておかねばと、ふと立ち寄ってみる。 ...
「廃業のライダーハウス」 奥行臼駅と初田牛駅1
名作ゲーム「オホーツクに消ゆ」の舞台になったことでも有名な野付半島。そのほど近くにかつてあった「奥行臼(おくゆきうす)駅」。廃線廃駅になった後も駅舎やホーム、周囲の施設がそのまま保存されているというので、寄り道をしてみることに。 ...
「廃病院のキャンバス」 雄別炭鉱・病院と訪問者の証し2
湧別購買を過ぎて、鬱蒼とした森の中より現れたのは、湧別炭鉱病院。柔らかなカーブを描いた空色の2階建の建物は、説明が無ければアメリカの古き良き時代のモーテルとも見紛うような、モダンなデザイン。人々が最も活動的になる昼過ぎに、かなりの規模を誇る元大病院、森の中 ...