炭鉱職員住宅
北海道は十勝郡に位置する、浦幌炭鉱跡。

炭鉱に従事した職員の住宅がまだ残っているというので、訪れてみることに。

当然なのですが、炭鉱跡は山の中、奥深くに位置しており、奥へ奥へと寂しい道をひたすらに進むこととなった。
案内板
はたしてこの道で良いのだろうかとの不安を抱きつつ、ガラリと様相を変えて行く周囲の深い自然に驚きながら車を進めて行く。

孤独で半泣きになりそうな中、森より出現したのはほっとさせる親切な案内板。


これだけを見ると、観光地化しているかのような感じを受けるかもしれないが、本当の山の中。無音。無風。

鳥のさえずりさえ聞こえない究極の無音。

広大な山中に現在自分以外の人間が存在していない瞬間。

どう考えても観光地化、或いはお上りさん気分になる場所ではない。

その静けさ、長期に渡り変わっていないだろう周囲の環境を鑑みると、ここ数年、この場所を訪れたのは自分だけではないだろうかという考えも、あながち間違いではないとの確信も湧いて来る。



階段
中は基礎のコンクリ部分以外自然へ帰ったように見えるが、生活の跡が感じられる品々も散見される。



桃缶
サンヨーの缶詰。桃缶。

青レーベルはエキストラ
藍レーベルはスタンダード
とあるので、これはスタンダードらしい。



ドア跡
当時の花形産業だっただけあり、立派な建物だっとことを感じさせる造り。



別棟
別棟を望む。

凍てつく山中に大勢の人が住んでいた遠い昔の証し。



鍾乳石
コンクリや薬品が混じりあったのか、人口の鍾乳石。



鍾乳石 受け
次回訪れた時にあり得ないぐらい伸びていたらうける。



ベランダ
子供が両足を通し足をブラブラさせ、股間をストッパーにし、荷重をかけつつ外を眺めるのには相当良好なベランダ(経験者談)。



枠崩壊
訪問をした前日は辺りを台風が直撃。

このような崩れ方も納得。



落書き
1986年の訪問者。

その昔、稚内のユースホステルの落書き帳に、東京から来た小学生チャリダーの熱い書き込みがあり、それに茶化すような一筆を加えたことが、今でも苦い思い出として残っている。

あの少年が数年後、いや数十年後、再び訪れたとして、あれを目の当たりにしたら、どんなに嫌な思いをするだろうかと・・・


もうするまい、と誓う今の俺。



棚
便利な棚。



家具
崩壊大便器。



雑誌
クレードルのアスパラガス缶詰の広告ページ。


なんと、今も会社は存続しています。





木戸
木戸の時代にコンクリートのアパートとは、先進的な住宅だったようだ。



少便器
少便器。



ふいご
鞴(ふいご)。
手動で空気を起こして火力を強めたりする道具のようです。

ほぼ同じ物をネットより見つけました。
fuigo



ビール
サッポロビール。



懐中電灯
標識灯。



シューズ
クロックス風。



全体像2
元の住人の人達は、



全体像1
昔を懐かしみ、再訪したりするのでしょうか。

それにしても。。。動物の気配すらなく、耳が痛くなるくらい静まり返っている場所です。



浦幌炭鉱地図
浦幌炭鉱跡とその街だった場所の地図。



ゾーンプログラム
男女の子供が楽しそうにハイキングでもしているイラストが描かれているが、とんでもない。

大の大人でもさみしくて泣き出しそうになるぐらいの、山中、圧倒的なぼっち感.....



みらいの森
ここで全裸になり三時間立っていても、誰にも見られない自信がある。



休憩スペース
立派すぎる休憩所。

自分以外の人が利用するのは、何年後だろう。。。



トレイル
ハイキングコースよろしく、あり得ないぐらい立派に整備されている。



チップ
木材のチップで敷き詰められていて、上質なクッション感。


台風直撃を受けて荒れに荒れた長い森をくぐり、

旧沢浦通洞跡地へ車を走らす。



続く…

浦幌炭鉱と職員住宅2 「沢浦通洞とソーウンベツ林道」