絵葉書
森に埋もれた廃レジャーランドの散策。

それはあまりにも途方もなく広大で、終わりが無いようにも思われた。

が、ようやく自分でも納得できる道程をこなしたか、、、と、眼で目測で感じ取り、二の足の激しい傷みで実感する。

で、、安息の場で見つけたのは、廃墟化した現在とはケタ違いに見紛う、まるで平行世界に存在する別の姿の、神々しいまでの、清らかとも言っていい『いなせレジャーランド』、で、、あった。。。
ロッジ草
今更ながら、この規模のレジャーランドが、そのまま手付かずで数十年、放置されている奇跡。



赤草
曇りということもあり淡いが、多彩色で目を楽しませてくれる。



廊下
長い渡り廊下は、当然こちらへも通じていて、原始林大広間へと誘ってくれる。



下
先程、実際に中を通って踏みしめた感じでは、強度はそこそこあるようで、団体客の往来にも耐えられたことだろう。



枝
干し肉でも吊るしたか、運動不足気味の従業員が人知れず懸垂でもやっていたのか、或いは、自然との共存を演出してのことか。



並び
いい加減見飽きてきた、いなせ量産型ロッジ。



自転車
自転車が置いてあるので、従業員の部屋の可能性もあり、もうこれで最後だから入っておこうと思ったが、やっぱりキリがないからやめておいた。



トイレ
やっと、遂に、入り口付近に戻る。

まだ散策していなかった場所を、これでもかと見まわることにしよう。



洗面所
肉筆の草書体が時代を感じさせる。



トイレの中
台風が先か、老朽化が先か、何れにしろ、耐久性はかなり低い。



便器と草
大地に根を張って待つから いつかください 太陽を…



後方より
ここまで崩れるものなのか、というぐらいの崩れよう。



わたあめ
テキ屋の人にも利権を配分か。



苔ドア
これを見ると、いなせレジャーランドの復活は無いと断言できる。



建物内
わりと新しめの建物内に潜入。



損傷
やはり、一様に激しい損傷を受けている。



下より
下より望む。



階段
確かめながら、階段で上へと。



角材
もし緩んで落ちてきて突き刺さりでもしたら、一巻の終わり。

ファイナル・デスティネーションにありそうなシチュエーション。



棚
床の基礎が露出をし、倒れた棚のように見える。



畳と廊下
崩壊を免れた場所。



電気メーター
ほとんど活躍すること無く役目を終えた電気メーター。



非常出口
天井の内装が崩れ落ちて廊下に散乱。



事務所
退去する前に取り敢えず畳を立て掛けた理由とは?



白い壁
同じ建物内部でも、被害の受け方は様々。



森
かれこれ数時間滞在しているが、誰もみかけないのが北海道の良いところ。

気兼ねなく、廃墟散策ができる。



ボート
高そうなボートが並んでます。

ここを廃業してもあのボートならお金になりそうなもんですが、そのまま放置してあるのは勿体無い。



膿
何かが放置され水をたらふく含み、腐敗し、膿のようになった。



階段下
底が抜けて落下をすることもなく、無事、2階の散策を終える。



蛍光灯
あと十年もすれば、森と同化しそうな雰囲気。



押入れ
かなり狭い押入れ。



たばこの看板
たばこや食料品、日常雑貨などを売る店だったと思われる残骸、跡地。



基礎
キャンバスを置いたらイーゼルになりそう。



赤い椅子
昭和の台所にあったような椅子がゴロゴロと。



角
これは社員用のオフィスビルのようなもので、この区画はさしずめ購買部といったところか。



階段下
この階段は流石にエマージェンシー・センサーが発動したので、登ったりはしなかった。



出口
いなせレジャーランドの輝ける未来に賭けていた有志達よ・・・

後ろ髪を引かれる思いで、建物を後にする。



WC
WCの文字が無ければガソリンスタンドにも見える。



WC2
精も根も尽き果て、中を覗く気力も残ってない。



更地
数十台もの大型観光バスが、連日のように埋め尽くした北の大地の地。



トイレと三角屋根
トイレの横の三角屋根の建物は、観光案内所でしょうか。



三角屋根
なんと、これもトイレ。

トイレの横にトイレ。



破損
崩壊した建物の中から、いなせレジャーランドに関する貴重な資料を発見しました。



絵葉書
大量の絵葉書です。

大半が風雨に晒されて折れ濡れて、腐敗した状態でしたが、中には木片などの死角に守られて、ほぼ新品と言ってもいい状態のものもあった。



絵葉書4
持ち帰り、雑誌に挟んでプレスして皺を伸ばし、乾かす。

中のポストカードには、今まで見てきた廃墟レジャーランドからは、想像もつかない、いなせの理想郷が、眩しいほどのユートピアが、、、綺羅星のごとく、存在していたのです。



end
この荒れ放題の、巨大廃墟レジャーランドを守るのは、今や、一匹の年中発情気味の犬だけという現実。

あのポストカードにあった、眩しい前世のいなせランドを鑑みることで、いなせ建立者の叶わなかった思いを、少しでも感じ取り、取ろうとすることで、今回の徘徊に対するせめてもの償いとしたい、ものである…


荒廃、『いなせレジャーランド』散策  終わり


発掘、いなせランドの夢

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