蔵の中
現在も住友金属の鉱山会社が、一帯の建物を管理しているという話しだが、とりあえずその中のひとつの蔵に踏み込んでみる。

だが、とてもそんな風ではないような、荒れようだった。


外壁
外壁だけが残っている状態。



トヨタのオイル缶
外壁の傍らにトヨタのオイル缶。



中
屋根が無いので荒れるがまま。

道路沿いにあるため、時折通る地元のドライバーが好奇の眼で私を見ていく。

崩れた建物の周りで『何をうろうろしているのか?』とでも思われているかもしれない。

不審な行動をして警察でも呼ばれてはたまらないので、車が通るたび、写真を撮ってますアピールを強目にする。

あと、気持ち、お洒落な服を着込んだり、まともな靴を履くなど、ある程度年齢を重ねると、不審者じゃないアピールが重要になってくる。

これも一人廃墟あるあるです。



灰色
屋根だけじゃなく、壁部分の損傷も酷い。



蔵2
こちらは、比較的原型をとどめている蔵。



森林と蔵
当時はこんな生い茂っていなかったんでしょうね。



蔵3
外側がコンクリートで、内壁は木造。
がっちりと作られてはいたが、自然の災害には抗えなかった模様。



内側から
沖縄だったらアイドルがイメージ・ビデオでも撮りそうな場所だが、流石にわざわざここまでは来そうにない。



電源ケーブル
垂れ下がるケーブル類。



内壁
一応、大会社が作った蔵なんだけど、放おっておくと、こんな風になってしまう。



鉄扉
かと思うと、本来の設計思想を揺るぎなく実践し続けている、立派な蔵もある。



扉
ちょっと、拝見させてもらいます。



蔵書
当時の社員の資料のようなものまであるけど、大丈夫なのだろうか。



演奏図
演奏図やら楽器関係の本。
会社の催しで活躍をしていた、鼓笛隊とかがあったらしい。



週刊ダイヤモンド
現在も発行をしている経済誌の『週刊ダイヤモンド』。



アップ
特集の『日本経済の発展力』を社員の人達が読んでいた頃、鴻之舞が心霊スポットになるとは、そこまでの洞察力は無かったはず。



棚
夜逃げでもしたわけでもないのに、残こされたままの雑誌や資料類。



梁
立派な梁。



家具
キタキツネやクマが荒らしたんでしょうか。



封筒
勤続賞の封筒が。



外
数十年前にこの蔵へ出入りをしていた人は、この景色を想像できなかったに違いない。



税務
自分を含め、森の侵入者のうち、果たして何人の人が手に取ったか、『今月の税務と法令通達』。



年賀状
剥き出しの引き出しに年賀状。



向上
利権絡みで、無理矢理買わされていたような雑誌『向上』。
それで、担当者へキックバック。



皿
キツネの餌付けに使えそうです。



小皿
軟膏入れのような器があったりと、薬品類のようです。



雑誌
外国の工業製品系の雑誌。



雑誌2
元編集者も、自分が発行に関わった雑誌が、流れ流れて、日本の北海道のずっと北、廃鉱山跡の森に埋もれつつある蔵の中に、半ば捨てられた状態で余生を送っているとは、夢にも思っていないでしょう。

逆に、もし検索でここまで辿り着いたとしたら、涙を流して感激をするかもしれない。
Engineering and Mining Journal



全体
一番まともな状態の蔵といっても、屋根の部分が遅かれ早かれ、逝ってしまいそうです。



入り口
坑道入口のようなものがあったので、



中へ
突撃準備を整えましたが、



暗がり
先へと続く空間は無かった。

ひとり、森練り歩きにもほとほと疲れ、いい加減、鴻之舞鉱山跡を切り上げることにした。

 鴻之舞廃墟練り歩き 終わり