苔板
留萌の羽幌炭鉱、高層アパート炭住前にひっそりと佇む、朽ち果てる寸前の廃病院。

とうの昔に去って行った人々が残した痕跡を、貪欲に執拗に掘り起こしてみるとする。
カーテン
窓枠に目を向けると、剥がれたペンキの窓枠にカーテン留め。

お店で購入する場合は『タッセル』と言えば通じるらしい。



断熱材
断熱材が入っていたとはいえ、山を切り開いて作った人工的な炭鉱の町なので、真冬の寒さは筆舌に尽くしがたかったと思われる。



上へ
都内で早朝にこんな廃墟をカメラでパシャパシャやってれば、間違いなく通報をされるわけですが、下手をすれば半径数十キロ、数時間に渡り自分以外誰も存在しないのだから、北海道は孤独好きな侵入者にとって、本当に優しいところだ。



窓枠
アルミでも鉄でもなく、木製の窓枠。



玄関マット
昔によく見たワイヤーを織り込んだタワシのような玄関マットはチリジリ。



玄関電灯
炭鉱会社の幹部クラスは車を横付けしたんでしょうね。

炭住住みの労働者は歩いて5分もかからない距離。



靴入れ
外来患者用の靴入れでしょうか。

炭坑作業員用の長靴やブーツ、地下足袋などの長物は入りそうもない。



苔1
病院の建物周りが水に浸かったままの状態になっていて、土壌がたっぷりと水を含んでいるということもあり、日の当たる床板部分に苔がびっしり発生している。



苔2
朝日に映えますね。



苔3
暗部と緑のコントラスト。



苔4
中央部には天井から滲み出したコンクリート汁が粘液状になったもの(多分)。



苔5
世界一予約の取れないレストランとかの、前衛的な料理にありそうな光景。



苔6
Nゲージのジオラマの芝部分の処理にもありそう。



苔7
ガツンと両足で踏み込んだら、どこまで堕ちるかわからない、暗い深淵がのぞいている。



苔8
う●こ座りポジションのかなり恥ずかしく感じるスタイルで撮っていますが、このまま突き破って落ちたらしょうもない、という恐怖にも怯えつつ撮影している。



苔9
この色々含めた光景を、後から見られていなくて幸いです。



苔10
クッション性のある膝のガードサポーターか、携帯の折りたたみマット等が必須かなと思い知らされました。



苔11
こぼしたピカールのようにも…



苔12
ヘッドライトの黄ばみはピカールでも落ちますが、その後に紫外線避けのWAX等を塗布しておかないと、またすぐ黄色くなってしまいます。



苔13
意外な盲点なので、



苔14
ご注意の程を…



断面
木造と思いきや、基礎部分などはしっかりとしたコンクリートだった。



コンクリート階段
いかにもな病院内の階段。



鉄扉
真っ赤な鉄扉は錆びついて動かない。



コンクリート壁コンセント
こんな所にあるコンセントを使用する機会は、電気掃除機ぐらいか。



別階段
階段試し昇り降り。



手摺
時代を先取りの、人に優しいユニバーサルデザインの手摺り。



櫓
微妙な均衡を保ってお互いギリギリで立っている。



煙突の眺め
瓦礫より煙突を眺む。



病室並び
深夜なら自分以外の足音を確かめたくなるシチュエーション。



大窓
病院内の大窓というと、新生児室しか思い浮かばない。



高山
1987年の高山勇司君以降、数多くの心霊スポット系訪問者がいたと思われるが、誰一人として彼に続かなかったのは、高評価に値する。


今この瞬間に崩れても不思議ではないこの廃病院散策を、今だけだと貴重な残された時間を尊びつつ、更に深く踏み込んでいく・・・

つづく…

「廃病棟の抜け殻」 羽幌炭鉱の廃病院とホッパー見回り.4