朝も早くから、ひとり廃病院を彷徨いつつ、たまに通る車両を見ると、何故か咄嗟に建物の死角へと身を潜める男。
建物周囲に横たわる材木。
散策疲れの手頃な腰掛けにどうぞ。
唐突に、トム・ハンクスがピアノの鍵盤に見立てて、跳ねながら踊るのを想像する。
あのおもちゃ屋さんは実際にあって、行ったことがあるんですが、ちょうど閉店セールをやっていて、色々買い込みました。
マンハッタンの超一等地にありながら、かなりの売り場スペースを誇っていた。同様の立地にあるトイザらスとは違い、昔ながらの陳列方法と接客なので、ネットとの競合もあり、廃業へと追い込まれたのも頷ける。
当然、現在はもう存在しません。
先程の紐同様、同じような部分がひ千切れそうな糸一本となり、ギリギリ張っている状態。
数十分おきぐらい、たまに車が通るので、
別に盗掘をしているわけでもなく、やましいことをしているわけではないですが、とりあえず引け目を感じる行為だということは自覚しているので、咄嗟に死角へと身を隠す。
ここ一帯、数十キロは無人地帯かもしれないが、行き止まりの山中ではないので、通り過ぎる人はいるようだ。
心の中はすでに廃高層アパートへ
電源設備。
真冬に訪問をする人は、寒いからといって、間違えても焚き火などしないように。
人の存在はともかく、虫や動物と出くわさないのも、良い散策日和だということの条件。
有害廃棄医療器具や薬品などありそうだが、土にでも埋めて行ったのだろうか。
こっちの階段を登ってみます。
隙間をなんとかくぐり抜けて。
近代的な設計。
もげた家屋の断面を横から。
千丈の堤も蟻の一穴から。
地面に眼を向けると、よく見るコンクリートの粘液状のやつではなく、
それが結晶化したものが。
パリっと割りたい衝動があるが、
そのままにしておく。
長時間にわたる散策も、そろそろ終わりということで、
戻ってきました。
メインゲートへと。
蝶番のデザインに感心しながらも、
朽ちゆく、
羽幌炭鉱廃病院に、
後ろ髪を引かれつつも、
次なる廃墟、
羽幌炭鉱跡の廃高層アパート群へと、いざ、車を走らせる
と言っても、それはすぐそこに…
羽幌炭鉱の廃病院とホッパー見回り
おわり
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