入口
 羽幌炭鉱跡に残された廃墟高層アパート群。とりあえず全戸訪問をしてみたいと意気込んでみる。

 もうすっかり慣れたけど、朝の山奥、森のような場所にたたずむ廃アパートにいるのは、自分、たったひとりだけ。

 こう奥深い場所だと、ホームレスも住み着かないだろうから、とりあえずその人達との遭遇は無いと安心できる。


 まずは、建物の外回りをチェック・・・
砂利道
 都営のアパートや団地だと、ふつう芝生になっているスペースが、管理もされてないので、草が伸び放題。

 その昔は、炭住アパート住みの子供たちが、勢いよく走り回り、元気に草野球でもしていたのかと思うと、時の流れを感じずにはいられない…………

     と、東京からやって来た一介の通りすがりの廃墟散策者が、何故か感傷的になる。



建物小
 守衛さんでも常駐していたような建物。



水飲み場
 そのすぐ横には、シンクがタイル貼りの、



水飲み場前
水飲み場かと思いきや、蛇口は下になっているので、どうやら手を洗うもののようだ。



小建物1
 この妙に気になる小さな建物はなんぞや?と、確認しようと、



小建物2
高く生い茂った原生林のようになっている草をかき分けてみると、



小建物3
 公衆トイレだった。

 設備の充実していた住居環境だったらしい。



外観
 建物は全部で4棟ある。

 深夜にひとりでは来たくない。



前面
 団地マニアにも愛されそうなこの感じ。



ゴミ捨て
 古い団地で見かける、ダストシューター。

 各階にゴミ捨て用の穴が設置されていて、そこからゴミを投げ入れると、この取り出し口に落ちてくる仕組み。



警告
 おまえのためだ しらないぞ やめとけ!!

 やはりここも、心霊スポットのような場所になっていて、夜な夜な地元の若者がやって来ているようだ。



警告2
 おれは、みた やめとけ



入口
 一応、警告を受け止めておいて、廃アパートひとり戸別訪問をはじめる。



1階ドア
 1階のドアはすでにお出迎え状態。



電気
 入り口横の電気設備のラックは、ごっそりとすでに中身が外された状態。



入口部屋
 低層階ということもあり、一切合財、侵入者によって持ち出された可能性もある。



釘
 作業着かバッグでも吊るしていたかもしれない釘。

 人の住んでいた痕跡はある。



便器
 便器は何処?



納屋式
 ボイラーだろうか。『納屋式 4号』とある。



グロリア
 スヌーピーのチャールズ・M・シュルツ風のキャラデザイン。

 もしかしたら、本人によるものかも。ブリヂストンのプロパンガスのようです。

 このブランド『Pグロリア』は、会社は変わったものの、現在も存続している。



ベランダ
 北海道の山奥にアパートを建て、数十年放置しておくと、このようになる。



柵
 高層アパートであるが故、子供用の転落防止柵。

 1階でもとりあえず設置してある。



隣
 隣のお宅に移っての眺め。



トイレ
 こっちの便器は存在を確認。



階段
 炭鉱が閉山したからといって、すぐに家を追い出されたわけではないと思うが、傷みはあまりない様子。



2階
 鉄扉は錆びているものの、ステンレス製のドアノブ部分は綺麗でしっかりとある。

 1階のドアノブはもぎ取られていた。



ポスト
 ダストシューター、閉じて…



移動
 移動させられた便器。



影
 上の階へ行くほど、荒らされにくいのか保存状態が良く、更に奥の方の棟に、住人達の痕跡がより多く
残されているようだ。


つづく…

「ベランダスペース」 廃墟高層アパート戸別訪問、羽幌炭鉱跡.3

こんな記事も読まれています