横転
 自分以外の人の存在は勿論、クマや鹿、野犬、忘れてはならないのが、蜂の大群。

 それらの外敵に恐れつつも、細心の注意を払いながら、廃墟散策を続ける。

別の棟
  別棟へと。



埋まり
 何かが沢山埋まっている。

 トタンの屋根が落下してその上に落ち葉や砂、土、等が堆積でもしたのか。



新年
 新年早々、こんな山奥の廃墟アパートまで来て、他にすべきことがあったはず     



たたりじゃ
 『たたりじゃ』のドア。

 八つ墓村の映画がヒットをして、このフレーズが流行したのは1977年だから、その頃の落書きかもしれない。



ポスター
 かろうじて残っている、はぼろの海開きを伝えるポスターの端部分。



ベランダ炊飯器
 電気炊飯器やら他、ゴミで埋まったベランダ。



ロッジ
 部屋の感じはというと、何故かロッジ風のインテリア。



シール
 壁に貼られた『ウルトラマンキッズ』のステッカー。

 これはそんなに古いものではないだろうと調べてみると、1980年頃に展開されていたキャラクターだった。

 1970年に羽幌炭鉱が閉山になり、それから十年ぐらいこのアパートに住み続けていたとしても不思議ではない。



政治家
 並びには、衆議院議員『村上茂利』後援会会員証の扇型ステッカーも。

 村上茂利さんは北海道天塩町出身で、自民党所属の議員だった人。

 1989年にがんのため死去している。



キッチン家具
 このあまりに質素すぎるデザインは、お父さんによる日曜大工の賜物だと予想。



釘フック
 釘フックの本数が示す、大家族の証明。



転椅子
 子だくさんには必然だったロングのベンチシートが横たわる。



トイレドア
 閉ざされた、トイレのドア。

 一応覗きこんでみたが誰もいず。



スプレー
 「AM3:00にきた りゅうじ みつみ たかこ

 荒らされてる感が強まってきたと同時に、建物自体も腐食による損壊が激しくなっている。



板苔
 苔むした床。



地図
 ありがとう。親切ですね



光苔
 ひかりと苔。



床下
 とにかく隙間があったら覗いてみる。



窓枠
 故意に壊されたのか、過酷な自然によるものなのか……



紐
 ネガティブなことを想像せずにはいられないシチュエーションにある紐。



バケツ
 このステレオタイプ的な漬物樽は、備え付けだったのだろうか。



メッセージ
 柱にこめられた”村上渉”さんの想い    



側道
     かまわずに、更に奥へと…



倒壊
 入口を塞ぐようにひしゃげたトタンが覆い被さっている。



ゴミシューター
 安らぎさえ感じる、安定のがらんどうダストシューター。



ポスト
 新たなる戸別訪問の前に、ポストのチェックを。



入れ物
 錆びたクッキーかなんかの入れ物だけ。



カレンダー
 入ってみたこの部屋でも1970年の証しが。

 部屋には何故か大量の雑誌、新聞、チラシ、などがあり、レトロな雰囲気を楽しみつつ読んだりしていたのだが……

 その時、チラシの裏に書かれた、母から子への、涙なしでは見られない、優しい愛情が溢れんばかりの置き手紙を発見することとなる。


つづく…

「母の伝言」 廃墟高層アパート戸別訪問、羽幌炭鉱跡.5

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