今日、漫画家の水木しげる先生が死亡しましたが、おそらく大往生ということで、弔いの意味も込め、界隈を駆け足で巡礼しつつ、自宅へと行ってみました。
早速駆けつけたのは、調布駅前の水木先生のオフィスがあるビル。
もう何組かのマスコミが陣取っていました。
昔、ここから少し離れたところにあるスーパー『マルエツ』付近の裏道を歩いていたら、遠くからいやでもわかる、鋭い眼光の老人が向こうからやって来た。僕を睨みつけ眼を逸らさず、ケンカでもふっかけるかのような、殺気さえ感じるオーラ。変に関わるとやっかいなことになりそうだったので、心当たりの無い相手の憎悪、それとも挑発?に内心ムカムカしながらも、大人の対応でその老人をやり過ごしたのだった。
後日、ユニクロのCMをみていたら、決して忘れない、何時だったかの目つきの険しい老人が出演していて、その人があのゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる先生だと知る。”なるほどそういうことか”と、かつての殺伐とした出逢いにも、深く納得をした。
水木先生が歩いていた場所は、方角的に駅前のオフィスのあるビルや自宅とは正反対だったことから、大好きな深大寺へ”墓散歩”に行く途中だったのかも。
鬼太郎をはじめ、妖怪のオブジェが並んでいる調布駅近くの天神通り商店街では、数多くのマスコミが取材合戦を繰り広げていた。
今や絶滅寸前の個人のおもちゃ屋さんにもインタビュー。
こういう現場に来るときは、捏造や横暴な取材でもあれば「糾弾してやろうか」と何時も意気込むが、これまでは至って品行方正な取材現場にしか、居合わせていない。
ただ、川崎の土手で死体が発見された事件では、明らかにフジテレビの取材で、シニアのエキストラっぽい人達による、”やらせ”行為と遭遇。
川崎中1殺人事件の現場へ
駅前から水木先生の自宅へはそんなに離れていない。先生は毎日、仕事場のある駅前のオフィスまで徒歩で来るのが日課だ。
というわけで、なんなく先生の自宅がある住宅街へと。狭い路地にはマスコミのタクシーやワゴンが何台も駐車していた。
場所は、おおまかに言えば、お寺の近くの袋小路。水木先生が自宅を購入した経緯を書いた漫画や、ゲゲゲの女房をみた人ならわかるかもしれないが、窓からお墓が見えるような環境にある。
その袋小路。進んで行ってみる。
一番奥の赤い屋根が水木先生の自宅。その昔はオフィスも兼ねていて、NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』では、この景色がセットでほぼそのまま再現されていた。
レポーターも到着して近所の人にインタビュー。
水木先生のご遺体が自宅に戻られたのは日が落ちてからで、夜のニュースで確認しました。
最後にに向かったのは、水木先生の生前墓があった『覚證寺』。”あった”と過去形で書いたが、本日からは、現在進行形になる。
水木しげる先生がデザインをしたという、妖怪キャラクターで飾られたお墓に手を合わせるのは、後日、落ち着いてからにしようと思う。
終わり…
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コメント
コメント一覧 (2)
どうも、ありがとうございます。
ヤフオクが始まった頃に覗いたことがあるんですが、マニア向けの物は狩られていた感じでした。
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