万字小学校 肝試し
 お昼すぎ、誰もいない廃校をただひとり、徘徊をする。

 とある教室にあったのは、やたらに作りこんでいる、肝試しの仕掛けの品々。お墓に供えられている数字のついた入れ物は、肝試しの時のチェックポイント用の札入れかなんかだろう。

 顔出し用の少女のパネルは、背後に隠れていて、人が来るとすっと顔を出し「万字の呪いじゃぁ~」とでも叫んだのかも。

  角川映画「犬神家の一族」がヒットしたのが1976年。品々の質感からして1980年前後に使われていた物だろうか。






 ちなみに2004年には、先頃、独立クーデターに失敗をしたSMAPのメンバー稲垣吾郎主演による、テレビドラマ版も放送されている。 



万字小学校 流し
 手洗い場。小学校の頃はなぜか必要以上に手を洗うことを強制されていたような気がする。他にもやたら行進の練習をさせられたり、今思えば、自我の芽を摘むような理不尽で、集団行動による画一化された洗脳教育を叩き込まれていたようだった。大人数で同じ物を作り続けるようなロボット人間の育成には最適かもしれないが、グーグルやアップルのような創造性を必要とする職場には、全く必要の無い経験値の浪費だった。



万字小学校 トイレ入り口
 廃校へ訪れたら外せない場所、便所へと。



万字小学校 男子トイレ
 何時か見た光景が眼前に広がる。僕はまだ「学校でう●こをしたら吊し上げにあう世代」だったので、下痢をした時には教職員用のトイレで用を足していた。現在ではあの悪しき慣習は無くなってきていると聞くが、あれこそ日本人の暗部病巣を象徴するような忌まわしい相互監視村社会密告排外的因習ではなかったか。



万字小学校 女子トイレ
 女子トイレにも。どう紛れ込んだのかバイクがある。



万字小学校 バイク
 程度も良さそうで、プラグがかぶっていなければ一発でエンジンがかかりそう。誰かが密かに保管でもしているのだろうか。



万字小学校 窓外
 窓が無い。こうなると建物の傷みはあっという間に広がる。



万字小学校 看板
 万字の自然を守るどころか、今まさに、自然によって学校が押し潰されようとしている。



万字小学校 鬼
 てっきりうる星やつらのテンちゃんかと思ったら、これはサンリオのキャラクター「コロピカドン」。1980年頃売りだされていた。その後廃盤になっていたが、2010年に懐古ブームに乗り一時的に復活。



万字小学校 玉
 廃墟で結構な頻度で出会う意外な物ベスト8ぐらいに入るほどよく見かける、ボーリングのボール。雨の日に廊下でボーリング大会でもやっていたのだろうか。



万字小学校 絨毯
 赤絨毯の部屋。アンパンマンなど、ぬいぐるみや服が散乱している。小規模な小学校ならではの、遊戯室か休憩室的な部屋だったのか。併設の特殊学級という線も捨てきれない。



万字小学校 地図
 綿密に計画をされた肝試し大会だったことがこの地図でわかる。いち小学校の肝試し大会がここまで用意周到に計画されているのは、あまり聞いたことがない。先生のなみなみならぬ強いこだわりを感じる。ジャニーズ事務所のような恐怖政治で、タレントやテレビ局は屈服をして服従をするようだが、万字小学校の先生は、恐怖授業という試みで、生徒の人心を掴んでいたらしい。


 これより先の職員室や校長室では、万字小学校の歴史や思い出の物品、断末魔の表情を浮かべる剥製、セクシーな性教育の品など、多種様々な逸品を掘り起こすことに成功をする   



つづく…

「まぼろしの老婆」 廃墟、万字小学校駆け巡り.3

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