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 警察が捜索をしていた付近の岸辺に建つ廃墟・・・のようにも見えたが、どうやら海の家ならぬ、川の家らしい。冬の間は休業中のようだ。

 川沿いの野原の中に点在するかなり大規模な畑などは完全に違法性があるものだが、この建物は築”数十年”もありそうで、合法でないならと”とうの昔”に撤去されているべき建築物。つまり許可を得てこの店だけがここで堂々と営業をしているわけだが、一体、どういう利権があってそんなことが可能なのか。夏にかき氷なんかを売れば物凄い数が捌けるわけで、彼らだけに独占させておくのは狡いとの声が当然あがり、『この並びにうちらも営業許可をくれ』という、希望者は沢山いるはず。

 少年の全裸遺体事件に関連性はないのかと、この廃墟じみた怪しい”川の家”の周囲を嗅ぎ回ったが、大した成果は得られず。

 鉄橋のたもとばかりに固執する警察の捜査関係者を横目で見つつ、更なる大きな森を見据えるべく、対岸に渡って、より一層の大局的見地から事件現場を観察してみようと思いつく   



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 橋を渡って少し下流方向へ行くと、段差のある浄水施設のような物があり、そこが鳥の休憩所のようになっていた。足場は糞だらけになっているが、鳥達は気にならない様子。

 事件性のありそうな漂着物は無いものかと、更に下流方向へ行ってみると、見えてきたのは・・・



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長期間放置された廃車両の「トヨタ マークⅡ」。



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 こちらはクラウン。この一画に手作りによる小さなパター場が設置されていて、その余白のスペースにクラウンが駐車中。多摩川の河川敷には、個人設営の打ちっ放しゴルフ場があったりするので、これはまだ可愛げのある方か。

 ただ、この横にも年代物の古い車両が並んでおり、一見して違法放置車両銀座のようにも思えたが、よくよく見ると、その並びは秩序だっていて、それぞれがかなりの旧車でありながら、中にはしっかりと整備されているような車両も見受けられた。



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 三菱のジープ。

 オフロードタイヤの溝はまだ余裕あり。でもナンバーは無し。



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 運転席には蜘蛛の巣。



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 日産ブルーバード。フェンダーミラー。



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 昭和のクラウン。

 手入れは良さそう。

 最近各所で「旧車フェスティバル」と称して、下手をすると2000年代の車が出展されていたりする。ここへ来ればもっと旧式の年代物が、無料で見学できてしまう。



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 山中湖で活躍していた本場のジープ。



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 軍用トラックまで置いてあって、多種多彩。



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 またもやクラウン。

 くすんだクラウンやハイエースからは、いかがわしい犯罪臭がする。



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 派手なオープンの外車も。アルファ・ロメオ?



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 なぜ川原にこんなに旧車両があるのか最初は戸惑ったが、中でもパトカーが多いので大体の察しがつく。



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 撮影用に貸し出しをしている車両だった。

 近くにある日活撮影所にも行ってみたが、一年前には確実にあった昭和の街のオープンセットが、マンションに様変わりしていた。日活撮影所の敷地は見るたびに縮小されていっている。



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 ダイハツっぽい、婦人警官が乗るような軽のパトカー。

 アニメはあまり観ないのですが、「逮捕しちゃうぞ」に出てきそうな車両。

 その作者である”藤島康介”はコスプレイヤーを孕まして、ネットで大炎上をしていた。あれから音沙汰が無いようなのですが、年の差夫婦として子供ともども元気にやっているのだろうか。

 特に女性の方の存在がメディアから抹殺でもされたように全く見掛けないのでとても心配。



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 オート三輪まで。

 三丁目の夕日で鈴木オートの堤真一が乗っていた車両?



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 縦目テールの古そうなパトカー。



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 スピード・メーターが右膝部分にあり。アクセルを踏むのに邪魔そう。



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 使いみちが極めて限定されそうなトラック。屋根付き保管。バッチリ整備済みで綺麗。



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 クラウンがやけに多い。覆面パトカー需要があると思われる。



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 猫の顔を付ければ、そのまま猫バスになりそうなレトロ・バス。



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 スーパーチャージャー搭載、スバルのヴィヴィオ ビストロ。

 ネット上では「速い、速い」とよく聞きますが、乗ったことは無い。



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 トヨタのマークIIかチェイサーのパトカー。

 車が売れた昭和の頃は、車体やボディーを使い回した派生車種がよくあった。テールの形とエンブレムだけの違いだったり。



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 これも使い所が限られる。ほぼ社長の趣味というか、コレクションも兼ねているのでは。



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 先ほどのより更に古いブルーバード。

 世田谷ベースの壁に、 『所ジョージ死刑』 『サトラレ電波』 などと落書きの被害を受けた所ジョージさんも所有していたような気が。

 『死刑』はまだ意図が伝わるものの、『サトラレ電波』に至っては全く意味不明。狂人の仕業としか思えないので、殺人予告というより、得体の知れない変質者から付きまとわれている恐怖感から、所さんは警察に助けを求めたのだと推測。



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 丸めのレトロなテールは暖かみがある。

 最近の特にトヨタのデザインは、エグザイルとかハリウッドで言えばヴィン・ディーゼル系の、プロテイン肉体派ヤンキーみたいな、押しの強い荒ぶったデザインばかりで、個人的には敬遠してしまう。



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 献血車にも見えるが、選挙カー。



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 ナンバーが当時からそのまま?撮影用か。初代のクラウン。


 事件の手がかりを求めて対岸まで来たはずなのに、すっかり旧車に見とれてしまい、主旨とは全く関係のない無駄な時間を費やしてしまうことに・・・

 対岸一帯ではこれといって少年の死亡に関する遺留品などは発見できなかったので、これはもう直接現場に乗り込んで詳細に検証し尽くすしか術(すべ)がないと考え、遺体発見現場へ正面より、哀悼の意を表しつつ、踏み込むことにする   



つづく…

「遺体に添う河原世捨人」 追悼訪問、多摩川18歳全裸遺体事件の現場へ行く.3