北朝鮮観光 コリア1
 南北朝鮮半島を分断している「三十八度線」へ行くことに。

 今はなき総合格闘技”プライド”のロゴ・マークのような絵が。板門店に行く途中にあった政治的意図の込められたポスターだ。珍しく英語表記でしてあるので、外国人旅行者へ向けたアピールなのだろう。「朝鮮は一つだ!(祖国統一)」と訴えているのか。

 平壌市内にいる中国人観光客のノリの良さをみると信じられなくもなってくるが、北朝鮮と韓国はいまだ停戦中という状態にある。いつ戦争が再開をしてもおかしくない状態に置かれているということ。「三十八度線」を境にして対峙したままであり、ベルリンの壁崩壊以降、このような緊張状態が続いている国境線は世界中でもここだけである。



平壌観光 少年少女
  一つの朝鮮半島に花が咲き誇り、本来三十八度線がある辺りには笑みをたたえた少年少女が。

 北朝鮮としては平和的な南北統一を望んでいるのに、それを邪魔しているのは韓国と、韓国を背後で操っているアメリカである    と言わんとしているのか。



平壌観光 地図
 板門店へ行く手前に博物館があり、そこでいろいろとレクチャーを受ける。

 板門店の名前の由来は、三十八度線付近(北朝鮮寄り)にあった料理屋からきている説が有力とのこと。



北朝鮮観光 兵士
 北朝鮮の兵士。

 説明を全く聞いていないお喋り好きな中国人観光客の人達。

 軍事境界線の手前2キロが非武装中立地帯「DMZ」。軍事境界線上にある青い建物の会議場付近一帯を、共同警備区域「JSA」という。



平壌観光 模型
 模型を使って位置関係の説明。

 韓国側から見学をした時の説明では、北朝鮮の国境付近には宣伝村があり、そこにある高層マンションの全てがハリボテなのだとか。「その証拠に夜九時になると一斉に各家々の電灯が消灯をするのです」と言った後、”ここが笑いどころですよ”とばかりに韓国人のガイドは大笑いをしていた。



北朝鮮観光 模型2
 実際、韓国側からそのハリボテらしきマンションは肉眼で確認できた。言われてみれば不自然な立地に建っていた。

 が、当然ながら北朝鮮側でそれらについての言及は無し。



北朝鮮観光 説明
 軍事停戦ライン上にある本会議場を模した部屋。



北朝鮮 マイクの線
 実際の会議場建物内の机の上にはマイクが置かれている。そのマイクのコードはきっちりと国境線上に配されているのだと説明をする北朝鮮兵士。同様の説明は韓国側でもあった。



北朝鮮観光 金日成
 展示物を流れ作業のように見させられる時間。

 金日成のモニュメント。



平壌観光 金正日
 金日生の息子が金正日。



北朝鮮観光 展示物2
 英語や日本語表記は無いので何が何やら。ガイドも僕があまり興味ないのを察してか説明しようともしない。



北朝鮮 中国人観光客
 中国人観光客。呆然と見つめる。



北朝鮮 絵
 建国時のパレードだろうか。



北朝鮮 1950
 1950年6月25日、朝鮮戦争勃発。



北朝鮮 展望台
 北朝鮮側の展望施設より軍事境界線を望む。小屋の真ん中が境界線。奥の韓国側の建物は「平和の家」。

 韓国側の警備が独特。建物から半身を出し北朝鮮側を常に睨みつけながら不動の態勢。一切微動だにせず。

 かつて向こうの「平和の家」テラスよりこちら側の北朝鮮を興味深く眺めたものだったが、まさか両方訪れることになるとは思わなかった。

 韓国側では”いまだ停戦中”を殊更強調した説明を受けた。市内にあるコンクリートの橋脚にはダイナマイトが仕掛けられていて、もし北朝鮮に攻め入れられた時には爆発させて道を塞ぎ円滑な侵入を阻止するのだという。あと、ゼスチャーをすると北側にサインを送ったと見なされスパイ容疑がかけられるとか、建物の外にある側溝を一歩でも越えると銃撃戦になるだとか、厳粛な雰囲気の中、見学者全員私語も無く、ガイドの説明に聞き入った。

 

北朝鮮 展望台 兵士
 うって変わって、北側では中国人観光客が大声で雑談をしたり、スナック菓子をボリボリ食べたり、韓国に向かった叫んだりもしている。彼等は世界中どこでも騒がしいようだが、ここでもそれは変わらない様子。

 北朝鮮兵士も中国人観光客のおおらかさに圧倒されっぱなし。



板門店 国連兵士
 いよいよ、南北を二分する停戦ライン上に建つ本会議場内へと。

 外に見えるのは国連軍の白人兵士。



本会議場 自由
 建物内では北から南へと自由に動ける。



本会議場 中国人
 北朝鮮兵士の説明にようやく耳を傾ける中国人観光客。



板門店 中国人
 白人の兵士を見つけてざわついている。



北朝鮮 ガイド
 名家の出身、日本語堪能のガイドさん。



北朝鮮 フラッグ
 共同警備区域(JSA)を守る国連軍。



板門店 韓国軍
 韓国軍の兵士。映画「JSA」のイ・ビョンホン同様、レイバンのサングラス。

 韓国側から板門店を見学した時、免税店にはやけにレイバンのサングラスの品揃えが豊富だった。韓国軍に独占配給をされているようだし、アメリカ資本の利権でもあるに違いない。



板門店 雑談
 玉置浩二風のマフラー結び。彼は一時期香港では人気があったが、中国本土ではどうだったかわからない。



板門店 北朝鮮兵士2
 直立不動。

 韓国軍の兵士は身長180cmぐらいある韓流マッチョ俳優のような人を厳選していたようだったが、北側の兵士は至って普通。


 次の日には、前日より予約をしないと食べられないという参鶏湯をいただくことに。

 夜には劇場に行く。僕一人以外のお客が全員中国人ということもあるからなのか、悪徳日本人の大家に殺された少女が幽霊になって出て来るといった内容の反日ミュージカルを見せられるはめになる。



つづく…

「欺きの歴史地区」 バックパッカーは一人北朝鮮を目指す.15 

こんな記事も読まれています