六本木-51
 港区の麻布台。

 一帯は昼でも静まり返り、廃墟だらけのゴーストタウン状態。



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 蔦を纏った廃屋に漏れる電気の灯り。

 よくよく見ると、「きんでん」という、六本木ヒルズなども受け持つ、相当規模の大きい、電気の施工会社の事務所であるとのこと。



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 その事務所の花壇の生け垣には、なぜか「メーカーズマーク」のバーボンウイスキーがドンと置かれていた。

 工事の最中に亡くなられた、きんでん社員へのお供えか。または、アル中の社員が我慢できずに、震えを我慢しつつ、ちょくちょくやって来るのか。






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 近くには宗教団体「霊友会」が所有する、大きくうねった姿が特徴的な巨大な建築物「釈迦殿」がある。

 同団体の支部がこの界隈に多数あるようだ。こちらは、一見すると民家のようなので、「きんでん」と同様に、立ち退いた住民の民家を安く借り受けているのだと思われる。



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 駐車場まで塞がれているのは、廃屋を無料駐車場として使用させないためだろう。



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 下ってきた坂道を振り返る。

 人の通りはほとんどない。たまに歩いているのは、中東系の人達が多い。または、日本人かと思って会話に耳を澄ますと、香港か中国系の人だったりする。

 あの主婦も、派手な原色のカーディガンを纏っているので、中国人の可能性が高い。

 今立っているくだのような細い通りを進み麻布通りに出るまでは、左右に奥深い狭小路地がいくつもある。ほぼ廃屋地帯。それが荒廃感のある巨大なゴーストタウン、廃墟集落を形作る結果となっている。



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 幅が少し広めの廃墟路地を進んで行く。



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 軒を連ねるのは、このような家主が立ち退き済みの放置された空き家ばかり。

 港区でありながら、緑化率が異様に高い。



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 突き当りの、大きなガレージ付きの廃屋。

 住人はすでに退去済みながら、駐車場は現在も使用されている形跡がある。塞がれる前から使用実績があれば、森ビルもアコギな買収をしている手前もあるし、強く出られないのだろう。



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 右に曲がった行き止まりに、廃アパート。



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 まだ使えそうな自転車が置き去り。



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 ブロック塀越しに見える隣家も、全て廃墟のようだ。

 よく見かける、「防犯連絡所」の看板は、鉄でもホーローでもなく、さらに前の木製の物。



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 人がいなくなると、草木の成長が活性化されるのはなんとも皮肉なもの。



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 その昔、あの椅子に腰掛けながら、一日中、編み物をしていた老婆がいたのかもしれない。

 バブルの頃の立ち退きだったら、お婆さんも大喜びの大金を手にしたはず。



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 防犯のため、各部屋の施錠チェックを行いましたが、どこも鍵がかけられているようです。



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 廃アパートの庭部分。ゴミだらけ。港区なのになんとも勿体無いスペース。

 一日中薄暗い場所なので、キノコ栽培なんかできそうですが。



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 事情も知らず、クラス会の葉書などが届けられたりするだろうか。



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 さすがにチラシばかり。チラシ配りのバイトがノルマをこなすため、廃墟の錆びたポストにも強引に入れていくのでしょう。



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 都会の超一等地で経験する、現代遺跡巡り。二階へも行ってみたいと思います。



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 周囲一帯に人がいないので、いつものような、変質者徘徊通報をされる危険性は感じない。



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 テレビ東京もすぐ近くにあるような場所なのに、信じられない光景がある。



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 二階の一番奥の部屋。

 ホラー映画が一本撮れそうです。



syuu
 霊を信じない僕でも、多少の薄気味悪さは感じてしまう。



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 廃アパートのあった路地を出た対面。奥にながーい家ですが、ここも廃屋。



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 その斜め対面。つまり、廃アパートのあった並びの次の路地。

 いよいよ、本格的な廃墟集落密集地帯になって来た。



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 ここも自然に任せるがままに。



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 田舎の農道のような少路地を進んで行くと、店舗らしき建物が出現。

 21世紀の港区において、こんな店が一体、何を売っているのか。いや、そもそも、営業中なのか。

 ガラス戸の中をのぞいてみることに   



つづく…

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