白鳥湖 ふとん
 当時の白鳥湖ホテル側から、最大限の配慮ともてなしを受けただろう新婚夫婦の”生々しい痕跡”なのでは?とも思ったが、よく見ると敷き布団が無い。過去の侵入者達による、含みを持たせた悪戯か何かだろう。めくったら何か隠してあったとか。



白鳥湖 テレビ
 ビクター製のブラウン管テレビ。廃墟になろうが、メーカーが消滅しようが、倒されることをかろうじてまぬがれ、昭和の時代から二十一世紀へと、いまだ立ち続けている。



白鳥湖 カレンダー
 「まつうら」のカレンダーがここにも。1989年の11月と12月。

 写真の女優さんは中井貴一の姉「中井 貴惠」。観たことはないですが、中井貴惠さんは過去にビートたけし主演の映画「哀しい気分でジョーク」にヒロイン役で出演していたことがある。







 というのも、かつてミヤネヤ枠でやっていた関テレ系のワイドショーで、浜村淳が「哀しい気分でジョーク」を紹介していた時のこと。映画の内容が子供の脳腫瘍にまつわる話ということもあり、浜村淳が自分で説明をしながら、自分の説明に心を打たれて感極まってしまったのか、ポロポロと涙を流し始め、しまいには両肩をひくひく、しゃくりあげて泣き出してしまったのだ。

 涙ぐむなんてもんじゃなく、ワナワナと言葉が聞き取れないような、顔を崩してわんわんと号泣のレベル。普段観ない番組だったので、何なんだこの人は!と僕は驚いたが、スタジオの人達は唖然とするのではなく、『これぞ真骨頂!』といった雰囲気でいたので、どうやら毎度のことらしいという空気が伝わってきた。

 本泣きをしながら、かつ、事細かに最後までストーリーの説明してしまうものだから、あれを観た誰しもが「浜村淳の話だけでもうお腹一杯」と思ったことだろう。事実、僕はそれまでは友達とその映画に行こうかと迷っていたが、疑似受け売りながら、あれ以上の感動(?)を映画館で受けることはまずないだろうと察し、結局観に行くことはなかった。以来、ビデオで観ることも一切していない。その必要もなさそう。浜村淳自体、あれ以降、東京のテレビでみかけていないようが気もするが。

 1989年といえば、バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2が公開された年でもある。劇中では主人公のマーティーがこれみよがしに、ビクター製のVHS-Cムービーを操作していた。まさか、日本にとって、こんなディストピアな世界が訪れることになるとは    



白鳥湖 窓側
 窓側を確認すると、不法滞在者のいた痕跡を発見。本来ここには、小さいテーブルと椅子が二脚ほどあったはず。お客が布団を敷いて寝るような場所ではない。



白鳥湖 メニュー
 ルームサービスならまあまあ安いかなと思う中でも、しいたけそば【500円】、うなぎ蒲焼【2000円】、寄せ鍋【1200円】、などはちょっとお高めか。 



白鳥湖 全景
 小さい頃、家族で行ったような、昭和の旅館みたいな面影がまだそのままにありました・・・



白鳥湖 外
 窓からちょっと顔を出す。深すぎる自然が人を寄せ付けなかったのか。



白鳥湖 廊下
 医療施設の徘徊老人のように、



白鳥湖 廊下2
暗い廊下を、孤独な廃墟探索者が、一人猫背で、行ったり、来たり・・・時には、方向感覚を失ったり   



白鳥湖 痛み
 発狂をしながらサバゲーが行われた様子の部屋。



白鳥湖 壁
 断熱効果を考えてか、バルコニーを壁で埋めたような形跡がある。



白鳥湖 非常階段
 錆びて危険な、非常階段。

 登るのはやめておくのが賢明だ。



白鳥湖 1
 


2
 


白鳥湖 先に
 長い廊下の行き着いた先には、



白鳥湖 右
右を見れば、群生する立木。



RIMG0253
 奥への大空間がある。


白鳥湖 宴会場
 相当な規模を誇る、大宴会場か。

 さらにその先からは、スイート和室ともいうべき豪華な調度品があてがわれた部屋が続いていた   




つづく…

「続く地味な昭和の調度品」 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」.8

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