白鳥湖ホテル 宴会場
 宴会場の成れの果て。荒らされたのか、荒れたのか。

 下は畳敷き。舞台に上がったりと、隅々まで歩き回って検証してみたいところだが、踏み入っただけで感じてしまった、危険な底抜け感   



白鳥湖 スリッパ
 廊下には使われずのスリッパが散らばったまま。



白鳥湖 絵
 舞台上の背景画は、名物オーナー直筆による白鳥湖の絵だろうか。

 近寄ってマジマジと見たいところだったが、しなった畳と腐った床に仮に足をのせたとして、できた亀裂から、真っ逆さまに階下へ落下してもおかしくない状況だったので、今いる場所からただ眺めるだけにしておく。

 この微妙な消極的さ加減が、いままで無事故でいられた理由かもしれない。



白鳥湖 階段
 館内移動。

 垣間見える廊下からして高級感の漂う和風部屋の棟があるようなので行ってみる。



白鳥湖 ドア
 この形に特に意味は無いと思う。



白鳥湖 敷き布団
 今まで見てきた大部屋と違い、個人客用の和風部屋。室内家具が多めだ。

 敷きっぱなしの布団は、廃墟として知られるようになるまでにここにいた、ホームレスの寝床跡だろう。

 いつか対峙したら、その時は深掘りをして話しを聞いてみたいと思っているが、いまだ、実現はしていない。



白鳥湖 ソファー
 燦々と降りそそぐ陽の光を浴びながら    住む場所を追われてこんな湖畔の上の廃ホテルまで流れ着いたホームレスの想う、夢や希望とは・・・



白鳥湖ホテル 電燈
 定期的に周辺部接近者確認も怠らず   



白鳥湖ホテル 茶箪笥
 彼は毎朝鏡を見て髪を整えたりしていたのか・・・



白鳥湖ホテル 家紋
 徳川家「三つ葉葵」の家紋があしらわれた円鏡。

 これや亀の剥製は昭和のお婆ちゃんお爺ちゃんが好んで買って来た定番の室内飾りだった。



白鳥湖ホテル タンス
 背部分がそのままの手抜き箪笥。



白鳥湖ホテル 別
 もう一丁、別の部屋。

 外部侵入者によりガラスが破壊され、壁紙は自然にだろうが激しく剥がれ落ちてきている。



白鳥湖ホテル 落ちる
 さらに別の部屋。

 夜だったら悲鳴もの。



白鳥湖ホテル ドライヤー
 ドライヤーともう一つは電動バイブだろうか。その二つの器具の電源コードが、オレンジ色の小さな四角い機械らしき物に繋がっている。おそらく、お金を投入するとタイマーにより、一定時間使用することができたのだろう。テレビのコイン式タイマーよりみみっちく浅ましい商品で、私的には初見であった。



白鳥湖ホテル 壁紙



白鳥湖ホテル 火災報知器
 火災報知器なので当然、停電でも作動する可能性がある。もし押したら静けさの中、大音量で鳴き出すのか。



白鳥湖ホテル 割れかがみ
 サバゲー愛好家が、暗がりで自分を敵と見間違えるからと、無情にもパンチを食らわしたらしい。



白鳥湖ホテル コンロ
 開けてみたら、卓上鍋用ガス式コンロ。

 ”あの”ルームサービスのすき焼きを本当に食べる人がいたとは。



白鳥湖ホテル レリーフ
 開業前は、こんな地味なレリーフ作品さえ、頭を悩ましながら選びに選びぬいたのでしょうね。毎度結構な頻度で思うが、これも写真に収めたのは、僕が初めてではないでしょうか。インスタ映えしなさすぎて、注目度は恐ろしく低いですが、差別化のためにやり続けるしかないと思っている。


 まだまだ続く地味な残置物の検証をしつこく行いながらも・・・心は次第に   あの湖畔に広がる濃い黄色で彩られたキチガイ遊園地へと   グッと引き寄せられて行く・・・・・・




つづく…

「廃墟ロマン大浴場からの脱出」 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」.9

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