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 シュウマイの崎陽軒の大看板が、両手で受け止められるぐらい間近に仰ぎ見られるという、トロピカルの屋上はもうすぐ、この真上。

 その前に、惜しくも掲載から漏れてしまった階下のいくつかの写真を、走馬灯のように思い浮かべてみることに   



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 閉所恐怖症でなくとも躊躇してしまう、廃墟ホテルのボイラー室。性格上、隅々まで調べてみたが、人間や犬の死体のようなものは無かった。



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 ミッキーのヒップ。グラフィティアーティストのマーキングか。

 アーティストというほどの大層な作品はついぞ見らなかったけれど。



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 二階の避難路案内図は奇跡的に綺麗です。



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 上手くもない、極端に下手クソでもない。場末の廃墟ブロガーの選考からさえも漏れてしまった作品。

 日本を代表する名うてのグラフィティアーティスト達が腕を競い合っているという「焼肉要塞」という廃墟があるらしいが、そこにいけば、思わずその場で立ち尽くしてしまうような目を見張る作品群に、めぐりあうことができるのだろうか。



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 あのエレベーターの独特の開きは、全国どこの廃墟のエレベーターにも共通しているものである。

 当ブログで大好評を博していまだに多くの人に読み継がれているという、苫小牧の伝説の廃墟ホテル「ニュージャパン」のエレベーターも、まさに下から上までが全てあの開き方であった。

【読んでおきたい】廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』



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 三菱エレクトリニックの空調を完備。



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 2012年2月4日 土曜日



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 布類を集めて、ホームレスが暖を取り一晩を過ごした痕跡だろう。

 廃墟化して心霊スポット巡りの名所になるまでは、各階に同時にホームレスが思い思いに暮らしていたのだろうか。

 近頃流行りの、ニート達による地方の限界集落移住コミュのように。

 ちょうど本日、ツイッターで彼ら(限界集落のニート)が「僕らのことを本にしたいのですが、ツテもなく、どうすればいいのでしょうか?」とツイートをして、かなりのRT数を集めていた。僕は夕方のニュースの情報コーナーで、何回か、地方にある限界集落のいくつかのニートコミュニティーの特集を見ているし、別に彼らが日本唯一というわけではないはず。最近では特段に珍しいことでもない。多分、情報弱者のフリをし、ツイッターで拡散させて多少でも盛り上がったように見せかけてから『ネットで話題沸騰の・・・』とやる手法なのではと睨んでいる。親切な人が「電子書籍で自費出版しては?」とアドバイスを送ると、「手元に残る形の書籍がいい」と、まるでもう出版社が決まっているような口ぶり。ネットの漫画からの書籍化でもよく使われる手法だし、しばらくは様子を見ておいた方がいいのかもしれない。

 ちなみにここ廃墟ホテル「トロピカル」は、地元のタクシー会社が主催する心霊スポット巡りの巡回路の一つとなっている。



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 プロビデンスの目。

 意味ありげにモチーフにしているものの、その背景や思想など何もしらないのではないか。



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 回想を終え、四階の残りの部屋の訪ね歩きを再開する。



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 太平洋戦争時のサイパン島では、斎藤義次中将の指揮する第43師団を主力とした日本軍がアメリカ軍と戦闘。いわゆる「サイパンの戦い」において日本軍は全滅を喫する。



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 生々しい制服プレイの跡。



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 クッション性はほとんど確保されていないので、ここのホームレスは短期滞在型と推測。



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 本当に長かった道のり。

 紛れもなく最後の階段を、屋上のゴールを目指して、振り返ることなく、胸を反らせて肘を右・左、交互に高く上げながらオイッチニと太鼓のバチを打つように、アゴを気持ち前に突き出し、一段一段注意深くゆっくりと登って行った   




つづく…

「荒廃した屋上」血紋だらけの廃墟ラブホに行って来たよ.8

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