アンネ-17
 これを廃墟と呼んでいいのだろうか。単なる中古モデルルームに踏み入っている感覚にもなるが、まずは台所から   



アンネ-21
 臭気は漂ってこないけれど・・・



アンネ-20
 どうでもいいガラクタばかり。もう一つも似たようなものでした。



アンネ-18
 昨日掃除したような清潔さを保っている。



アンネ-19
 明日からでも住み込みで営業できそう。でもホテルの前を通るのは自転車の人ばかりだし、そうもいかないのが悲しいところ。



アンネ-23
 階段下には空間を活かした収納部屋。壁には従業員の制服などが入っていたと思われる埋め込みのロッカーがある。



アンネ-14
とし重ね ゆげのむこうに なごむ日々

 ふと出逢った、廃墟での一句が、胸に刺さる・・・

 定年退職をしたものの、年金だけでは不安だからと、ラブホテルのパートに精を出すお婆ちゃんが、つかの間の休日、何よりの楽しみの温泉に行き、珠玉の一句を詠みあげた   



アンネ-24
 解雇されたあげく、ネームプレートもそのまま放置されている、ご両名・・・



アンネ-30
 自分でも何をやっているのかよくわからないまま、とりあえず、二階へ行ってみる   



アンネ-31
 深みのあるモスグリーンを基調とした砂壁に、ステンドガラス風窓という不釣り合いなデザイン。

 数年後、ここがスプレーの落書きだらけになる可能性も大いにあるので、しっかりと、この光景を目に焼き付けておこうと思う。



アンネ-32
 もう一部屋。



アンネ-4
 さしたる成果もなく、肩を落とし気味に再び外に出る。あまりにも、不毛すぎやしないかと・・・



アンネ-5
 お洒落だが、日本の郵便事情では使いづらそうなポスト。



アンネ-50
 演出のためのお飾りみたいです。



アンネ-35
 ビクともせず。

 ふと、思う。深夜に荒れ狂う若者達が、実は、廃墟の歴史を切り開き、開拓をしてくれているのではないかと。自分でもおこがましい廃墟探索者なんていうのは、その後乗り後追いでしかないのだと   



アンネ-36
 何を書いてあるのか調べたところ、フランス語でワインの名前が書いてある。



アンネ-39
 築年数は相当浅いと思われるが、経営判断を見誤ってしまいましたね。とにかく、車が通らない。



アンネ-37
 ちょっと太めの人ならつっかえそうなぐらいに細いドア。



アンネ-42
 たかがこんなのを製作して設置するだけでも、二~三十万ぐらいはかかっているでしょう。



アンネ-47
 メルヘンとの融合。給水タンクっぽい。



アンネ-48
 台湾に行ったら、ラブホテルの各部屋に、日本酒の名前がついているようなものか。バブル脳のセンスだとこんな発想が思いつきそうだ。



アンネ-44
 「Rully Clos de Bellecroix」という、日本でも三千円ぐらいで買える赤ワインのようですが、読めないとお洒落に見えてしまう。



アンネ-51



アンネ-53
 まさかあのグリーンの殺風景な住居棟に、子供が住んでいたのか。



アンネ-52



ゴミ-7
 溜め息を三回ぐらい吐いてから、廃墟ラブホテル「アンネ」を出る。

 こちらはまだ辛うじて営業中だが、遅かれ早かれ、同じ道を・・・いや、この周囲一帯のほぼ全てのラブホテルが、同様の運命を辿ることでしょう。



ゴミ-8
 彼らが解き放たれて、場を暖め、よくほぐれてきた頃が、訪れるべき時期なのだということを肝に銘じる。

 再訪は数年後か。来た道を、乾いたエンジン音を辺りに轟かせながら、枯れ葉舞う湖畔沿いの誰もいない道をただひとり、フルスロットルで時折蛇行を繰り返しつつ颯爽と駆け抜けて行った   




おわり…

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