鍾乳苑-2
 前回、奥多摩湖を訪ねた時は、ロープウェイの二つの駅の訪問だけで終わってしまったので、今回は、目ぼしい廃墟を立ち回りつつ、道中、廃屋などがあったら飛び込んでみるという柔軟な姿勢で、今日一日、巡ってみることにした。

 青梅街道から日原街道に入り、酔いそうな山道をひたすら進んで行く。

 山奥の狭い道を、車が結構な数通過をして行く理由は、もっと行った奥に、鍾乳洞があるかららしい。早朝なので従業員かもしれないが、それにしてはやけに車が多いなという違和感を受ける。

 人里離れた崖と川しかないこの場所に今では廃墟旅館だが、旅館が建てられた理由は、鍾乳洞見学の客需要を狙ってのことだったのか。

 僕はここを廃墟の一つとしかみていなかったが、ちょっと調べてみると、なんでもここでは自殺者が出て、一部では心霊スポットとして有名になっているとのこと。心霊番組の企画で、出川哲朗と朝比奈彩が来たとか。

 ここにバスで来る人はまずいないと思うが、一応、バス停がある。西東京バス「神庭沢」停留所。

 自殺者はともかく、この廃墟旅館のとある一室で、ともすると、自殺現場より切ないある痕跡と出くわすことになった   



鍾乳苑-3
 ここを元宗教施設だとか説明するのもあった。行けばそれが嘘だとわかるのだが、そんな噂が立つのは、バス停の横でお出迎えしてくれる、この不気味な石燈籠と、廃旅館横にもある三角の謎の石塔のせいではないだろうか   



鍾乳苑-1
 道から急な崖になっており、その崖にへばりつくようにして、建築基準法で違法になってしまうような、木造三階建の廃墟旅館があった。さらに下には清流もあって、自殺云々が無ければ、ハイキングなんかには最高の環境に見える。

 が、屋根の上までに散乱するカラーコーンの多さにちょっとばかしおののく。

 まぁ大方ホラだろうなと思っていた自殺話しだったが、あながち嘘というわけでもないようだ   



鍾乳苑-4
 崩落して剥き出しの側面部。

 この部屋を、よく記憶しておいてもらいたい・・・・・・



鍾乳苑-5
 封印された玄関。

 心霊番組では、この板を剥がして出川らが中に入って行ったとのこと。



鍾乳苑-6
 坂の途中に捨てられたリヤカー。



鍾乳苑-7
 全くと言っていいほど、観光目的が思い浮かばない。



鍾乳苑-8
 杉林に覆われ、崖に寄り添う、廃墟旅館。



鍾乳苑-9
 もう荒れてますね・・・



鍾乳苑-10
 見た目、学生寮みたいです。



鍾乳苑-11
 トマソン的、空中ドアがあります。用途不明。



鍾乳苑-12
 パッと見、他の訪問者はいないようだった。



鍾乳苑-14
 何らかの付随施設が崩れて崖の下に大量に散乱。



鍾乳苑-15
 限界まで伸びていそうな杉木立。



鍾乳苑-16
 廃墟化して、一人でここにいたら、気がおかしくなるのも、わかるような気がする。



鍾乳苑-17
 施設一部崩壊とともに崖下に投げ出された何らかの機械。



鍾乳苑-21
 人為的な石垣があるが、何かのリクリエーション施設だったのだろうか。



鍾乳苑-25
 川。



鍾乳苑-23
 バーベキューをしたりして、ちょとした穴場じゃないでしょうか。心霊とかを気にしない人なら。



鍾乳苑-24
 


鍾乳苑-22
 奥多摩の秘境ですね。僕は癒やされました。ドライブに最適ですよ!



鍾乳苑-20
 杉の木を縫って行き、いわくつきの廃墟旅館の玄関前へと    



鍾乳苑-26
 黄色い規制線のテープが張られていた。これはもう確実に事故物件。



鍾乳苑-28
 足元にこの場に似つかわしくない、女性用のシュシュ?



規制線-1
 KEEP OUTのテープをくぐり、「廃墟山荘 鍾乳苑」に、正面から堂々踏み入ってみることにした   




つづく…

「心霊部屋への招き」山奥の、心霊廃墟旅館.2

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