トロピカル-168
 まるでお遍路巡りのような行程を経て、遂に、横浜の廃墟ホテル「トロピカル」、屋上のある最上階まで達することに   

 横浜のリーディングカンパニーでもある、あの崎陽軒の看板を、一番間近で見てやるんだと、自分に目標を課しながら、壁を越えて、得体の知れぬ輩が潜んでいるかもしれない、幾多の部屋という部屋を雪上車のように駆け抜け、ようやく、ここまで辿り着いた。



トロピカル-184
 新田 64期

 高校のクラブ活動のことなのか。さすがに今は社会人として元気に活躍しているはず。



トロピカル-169
 全面が屋上スペースではない様子。部屋らしきものもある。



トロピカル-167
 最後の最後まで、ここのグラフィティのレベルは低いままだった。



トロピカル-170
 どの階も容赦なくやりたい放題。

 代替のきかない特殊施設の経営は、よっぽど慎重にやらないと、このような末路になってしまうようだ。反面教師としての今後の資料にでもなれば、幸いです。



トロピカル-179
 オーナー部屋か、泊まりの従業員用だと思われる部屋。



トロピカル-180
 キッチンスペース。

 シュウマイを温めることぐらいしか出来無さそうな設備。



トロピカル-181
 仮眠部屋だろうか。

 ここにもホームレスが寝ていたような寝具の残骸。



トロピカル-171
 従業員の居住スペースを出ると、外に焼却炉のような、ボイラーだろうか。どれだけの設備投資が無駄になっているのかと、他人事ながら、笑えなくなってくる。



トロピカル-172
 例のごとく、中もきっちり確認してみるが、骨などはありませんでした。



トロピカル-174
 これは、業務用エアコンの室外機ですね。規格外の大きさ。こんな機会でも無ければ、マジマジと見ることは、一生、無かったかも。



トロピカル-176
 こんな退廃した光景で心が和むようになってきたのは、いつ頃からだろうか。かつては、美瑛の拓真館にまで足を運ぶ、ナチュラリストであったのに・・・・・・



トロピカル-175
 梯子まで使って登って描いて、表現したいことはただのそれだけなのかと   



トロピカル-178
 心休まる、スペース。既にこぼれ見える、眩しいオレンジのライン。



トロピカル-173
 手が届きそう。日本で一番、シウマイの崎陽軒の看板を誰よりも間近で見ることの出来る、唯一の場所。それが、ここ、トロピカルの屋上だろう   



トロピカル-177
 小さいながらも、ある種の達成感を得て、意気揚々、帰る決心がつく。



トロピカル-182
 当初は、インスタ逆映えとか言っていたような気がするが、途中からそんなことは一切言わなくなり、なぜか崎陽軒の看板を拝むことが主目的になっていったのは、なぜなのか   



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 各階、アトラクションのように、様々な顔を魅せてくれた、この廃墟ラブホテルに感謝をしつつ、階段を足音を立てないようにやんわりと降りて行く。



トロピカル-186



トロピカル-15
 スタート地点に戻る。全てをやりきり、完全燃焼。



トロピカル-188
 廃墟の、それも揃いも揃って外れの方に、なぜかよく見かける、電動ポンプがここにもあった。



トロピカル-191
 もう、都内では見学出来る場所が無さそうな貴重な廃墟ラブホテルが、ここ横浜で、何時まで存在し続けるものだろうか。

 どうせなら、全身グラフィティに隙間なく染まった「トロピカル」を見てみたいと思い、そうなるにはあと五年は必要だろうから、それまではなんとか生き残って欲しいなという勝手な希望を抱きながら、高架下に停めたバイクの所に戻って行った   




おわり…

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