オカルト茶屋-71
 ここも、前回、気に留めていながら、時間が押していたため、涙をのんで素通りしてしまっていた、物件のひとつ。

 壁は表層の部分が爛れるように剥げ落ち、下地が露出、木材は腐ったのか、紫外線劣化なのか、交通量のそこそこある前の道路を行き交う車に、歯欠けのように、そのみっともない姿を曝け出すがまま   



オカルト茶屋-67
 予備知識など無かったので、偶然見つけた廃墟ぐらいにしか思っていなかったが、調べてみると、この界隈では廃墟というよりは、心霊スポットとして名を馳せている、かなり知られた物件であるようだ。

 一部の資料によると、黄色い非常線が張ってあった時期があったようなので、心霊スポットの言われはそこから来ているみたいだが、そのことを暗示するかのような、不謹慎な落書きが建物内にあり、冗談だろう!?と思いつつも、そんな落書きをするのは地元のヤンキーだろうから、奴らの横の情報網はバカにできず、加えて、異様で群を抜く豪胆さを毎回発揮している、残留物の検証において、この食堂におけるおそらく、初の発見により、若くして召された、御主人の、決定的な、そのものの写真を、眼にすることになるが、他にも、女子学生の物と思われる品々も多数残されており、かえって、廃墟化した理由がわからなくなる。

 オカルト的なものを全く気にしない僕が仕掛けた、その写真を利用したあるイタズラにより、同行者が心底怯えてしまい、そこから  奥多摩寮からの伏線はあるにはあったが  彼が体調不良を訴えるど、なんとも、後味の悪い訪問となってしまったのだった。

【併せて読みたい】森の奥の、廃墟エロ本寮



オカルト茶屋-68
 奥多摩湖のきわ、真正面、威風堂々、これがその、廃墟、めいじや食堂   



オカルト茶屋-72
 廃墟や廃屋を探索する時には、いつも思う。そのタイムカプセルには、どの時代の空気が、どんな人達の息遣いが、閉じ込められているのかと・・・・・・



オカルト茶屋-69
 野晒しになった古い冷蔵庫が横付けされている。



オカルト茶屋-70
 ソニーの古いトリニトロンのテレビ。
 


オカルト茶屋-64
 まるで、冥界に浮かぶ棺のようだと言ったら、言い過ぎだろうか・・・・・・



オカルト茶屋-66
 資料的な物を参考にしたのは、訪問した後であり、必然的に、二階から入ることになった。



オカルト茶屋-65
 近年における、廃墟ブームや心霊スポット巡りブームも、二巡ぐらいしていて、あまり活発ではないような気がする。この階段も、ここしばらく、使われた形跡が無い。



オカルト茶屋-63
 石垣と建物の間の枯れ葉で埋まった小道を進んで行く   

 特に引っ掛かりもなく、中に入ることができた。



オカルト茶屋-46
 入って、左を見ると、御主人のと思われる部屋のドアに貼られた、黒人のジャズトランペット奏者のポスターが。

 この黒人のトランペット奏者が、後に、押し入れにて、若くして召された、御主人の、あの写真を発掘する、重大なヒント、いや、これを見ているからこそ、仕掛けになっていたとは、この時、当然ながら、知る由も無かったのだった   




つづく…

「押入れの中の御主人」湖のきわ、廃墟、オカルト食堂.2

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