廃墟ラーメン屋-8
 廃墟厨房及び併設のカウンター設備を一周し、その終端まで来た。

 おまえは、たかだか廃墟ラーメン屋の店内を一周するのに、何か月かかっているのか、という突っ込みも聞えてきそうだが、連続して同じ場所の記事を読んでも(作成しても)飽きるだろうとの判断により、このような更新形態にしているので、その辺はご考慮願いたい   



廃墟ラーメン屋-48
 フランチャイズ契約の利点に、ノウハウの伝授がある。要は本部で有能な人達が研究に研究を重ねたオリジナルレシピを冊子にして、昨日まで素人だった店主がそれを読めば、大勢のお客のニーズに応えられるような食事を素人店主が職についた次の日から提供できるといったもの。

 本来門外不出だろう、その調理マニュアルが無造作に置いてあった。

 中を覗いてみることにした。



廃墟ラーメン屋-49
 今どきのクックパッドの方がよほど気の利いたことが書いてある。なんとも素っ気ない内容。

 半歩だけ前に進み、横目でチラリ   



廃墟ラーメン屋-58
どうなるかと心配するより

どうするかに最善をつくそう


 廃墟で読む、こういった格言めいた文章ほど虚しく心に響くものはないと常々思っている。

 なかでも、相田みつを率は異常。

 実践したけど、その結果が地獄の底のような廃墟じゃねぇかよ   

 僕が彼らの代弁をしてあげるしかないのだろう。

「語る廃墟」

 これを来年のメインテーマに据えたいと今、頭に思い浮かんだ。



廃墟ラーメン屋-65
 気がつけば、店内一周完走してしまうも、いまだ遺体発見現場は特定できないでいる。



廃墟ラーメン屋-69
 ビニール袋で密閉してある。

 さぞ、店内は異臭で満たされたことに違いない。



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 廃墟ラーメン屋のエアコン、油まみれ。



廃墟ラーメン屋-68
 ソフトクリーム製造機の横にあったので、カップのコーンを入れておくケースだと思われる。コーンの乾燥を防ぐために、密閉性を高めて開閉式になっているようだ。

 コーンの取っ手部に被せる紙製のカバーのストックらしきものが見えると気づいたのは、たった今である。


廃墟ラーメン屋-101
 残るは二階しかない。

 僕は廃墟ラーメン屋の階段を登って行った二階にある廃墟焼肉屋のある場所において、その場所こそが確実な遺体発見現場であるという、紛れもないある痕跡を発見することになった   




つづく…

「あるはずのない、椅子」遺体の発見された廃墟ラーメン屋に行って来たよ.7

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