吉祥寺-11
新四国 東国八十八霊場納経帖

 本場四国の霊場に倣った、横浜市を中心とした八十八ヶ所の札所の御朱印帖。

 昔は川崎大師「平間寺」がまとめ役を担っていたが、霊場としての活動は現在休止状態。

 個々の対応(流行りの御朱印)はお寺次第だということだが、その一つの「吉祥寺」がこの有様なのだから、仕方のない話だ。

 「吉祥寺」の札版は22番目であった。



吉祥寺-4
 達筆であった、泰一ご住職。



吉祥寺-28
 経済新聞の切り抜き。株相場の下げに苦言を呈しているコラム。

 神に仕える身でありながら、資産運用の情報収集に余念が無かった様子。

 その結果が、この廃寺然とした、惨憺たる荒れ果てた寺の今の姿なのだから、にわか蓄財に走らずに、ひたむきに、仏の道に精進していれば、おのずと結果も違っていたのではないだろうか。



吉祥寺-23
 昭和38年8月15日のスポーツ欄。

 野球が、国民的スポーツだった頃。

 いまだに、NHKのテレビニュースでも、今の季節、プロ野球のキャンプのニュースを盛んに報じているが、あれ、必要ですか?

 地上波のプロ野球中継などほぼ無い現在、野球など一部の人の趣味のスポーツに成り下がっています。それを毎日のように、見たこともないオッサンのただの練習風景を、国民の懐から徴収した受信料で放送されているNHKが、わざわざ流す意味とは?

 百歩譲って、民放ならまだ理解できる。

 民放のテレビ局はどこもプロ野球チームを持っているので、キャンプのニュースはニュース番組内で自社プロ野球チームとその背後にあるグループ企業を堂々と宣伝出来る大きなメリットがある。節操がなくて腹立たしいが、国がそういうことを許しているのだがら、個人がどうこう言ってみても始まらない。

 楽天はテレビ局を持っていなくても、テレビ局がニュースの形で「楽天イーグルス」を取り上げてあげれば、見返りに、CMの枠をその分買ってくれることだろう。メジャーリーグと違い、企業名が堂々とチーム名に掲げられている拝金主義的なやり方が功を奏している一例。

 キャンプのニュースは、他チームも宣伝することになるが、持ちつ持たれつの関係で、結果として相互扶助の関係を持つことになるので、全局のテレビ放送で自社企業グループを大々的に宣伝出来るという、とてつもない恩恵がもたらされるのだ。

 プロ野球球団から『NHKさん、今年もキャンプ始まりますんで、来て下さいや』と、交通費からホテルに三度の食事まで、裏で接待費でも貰っていない限り、あらずんば、枕接待を受けて足元を見られているわけでもないのなら、大NHKが、その輪に加わる旨味や意義は無いはずである。

 最近のNHKのニュース番組は、若い司会の男女がニコニコと、バカに説明するような無駄な模型を使ったりして、中学生にもわかりやすいようにとの、昔、久米宏がやっていたような模倣だろうが、すっかりワイドショー化してしまっている。独自の見解を持たずにある程度のポジショントークが出来ないならば、CGで描かれたニュースキャスターに淡々とニュースを音声合成で喋らせれば充分。既にネットニュースでそういったものがあるが、わざとらしく音声をたどたどしいコンピューター調にしているぐらいで、下手なアナウンサーなんてもう不必要で仕事をごっそり奪われかねないレベルにあった。BSでニュースを読んでいるだけのブサ目なフリーのコネ採用枠非正規女子アナなどは明日にでもお払い箱だろう。

 冒頭のニュースは天気のことばかり。寒いだの暑いだの言っていると、視聴率が高いからだろう。国民に大事なニュースを届けなければ、なんていう気概は全く感じられない。国内に伝えなければならないニュースは山ほどあるし、海外にだって日々問題は山積している。

 先日、翌日に大雪が降ると予報のあった日の夜のニュースなど、まだ降ってもいない八王子の街を中継車の車中から移動しながらの中継。気象庁の天気予報など、予報より降りすぎて被害が拡大してしまった場合のクレームを考慮し、最近は大袈裟に予報を出す傾向があるので、それを鵜呑みにしてバカ騒ぎする姿には憐れみさえ感じてしまう。数字のためだと割り切っているなら、国民を愚弄している。

 駅前に行き交う人にインタビューをしていたが「明日、大雪の予報が出ていますが、どう思いますか?」と。聞かれた方も『はぁ?』と内心思っていて、返す言葉も見つからなかったはず。あのインタビューに答えていた人は、よっぽど機転の効く人であろう。

 そのインタビュー、今の日本に、必要なことですか? もっと、大事なことがあるのではないでしょうか。

 公文書の改ざんに、不正統計問題、そちらの方に時間を割くべきだろう。

 政権にこびる、NHKの劣化がとまらない   



吉祥寺-26
 東横百貨店が、江戸三大呉服店の一つ「白木屋デパート」と合併して、現在の東急百貨店に至る。池袋店は、1964年に東武デパートに売却されている。

 ご住職、名門百貨店で新調されたスーツを着こなしていたのでしょうか。

 生臭坊主と言われる、瀬戸内寂聴のように肉を食ったり、酒を浴びるように飲んだり、お金に執着したりと、戒律破りの僧侶でないと、いいのですが。

 まだまだ、多分に、僕流の粘着質な検証の必要がありそうである。



吉祥寺-27
 葉書も次から次へと出てくる。



吉祥寺-29
 気にかけているのは、経済のことばかり。



吉祥寺-25
 ベビーパウダーだろうか。



吉祥寺-42
 テレビン油。松脂を精製した油。

 画家を題材にした小説を読むと、このテレビン油と油絵の具を混ぜている描写の印象が強い。

 ご住職はワニスとして木製の自家製棚にでも塗ったのだろうか。



吉祥寺-41
 祭壇横には薄汚れた招き猫が半身をのぞかせていた。



吉祥寺-40
 さらに横。

 カーテンを使って、隠したかった何かがあったのでしょう。

 ”そこ”までは、立ち入るのをやめておいた。

 僕にも分別は備わっている。



吉祥寺-16
 蓄音機かレコードプレーヤーか、古い音響機器の上には、音楽関係の冊子が積み重ねられていた。

 もう、この部屋は、見尽くしただろう。

 満を持して、隣の旧本堂、そして、ご住職の自宅へと、お伺いする、僕なのであった   





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