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 このブログにコメントを寄せてくれた人から縁あって、貴重な写真を送ってもらうことになった。

 Sgt.Kと名乗るその人は、数年前に二度ほど、この廃墟化した行川アイランドを訪れたという話だったが、その際、エントランスを越えたとあるトンネル近くの脇を入って行った先に、荒れた森があり、その森の中に見捨てられたように寂しくたたずむ、廃墟化したバンガローを見つけのだという。

 痛みのままある、朽ちる一歩手前の入り口のドアは既にない状態の廃墟バンガロー。

探索と調査の結果から推測するに芸術関係の方が使用していたものではないかと思われます。検索すると勤務先や顔写真が出てくるような方でしたので、詳しくは写真の方を参照下さい

 なんと、廃墟化した行川アイランドの閉ざされた森の中に廃屋化したバンガローがあり、そこには、世捨て人と化した、著名な?芸術家が住んでいたらしい。

 Sgt.Kさんが撮影して送ってもらった写真を拝見させてもらったところ、廃バンガロー内は乱れた生活を物語るように、大量のエロ本がいたる所に散乱、かと思えば、大学ノートにきっちりと書き込まれたお手製家計簿、日記の断片、ヨーロッパにいるらしき友人からの葉書まで残されていた。画家なのだろうか、デッサンや油絵の作品なども。

 写真アルバムも残されていた。写真に写っていたのは、営業当時客で賑わっている頃の行川アイランドの写真。

 千葉に土地勘のある、かつて行川アイランドに客として訪れたことのある人なのだろうか。

アルバムは日焼けはしていませんでしたが保護フィルムを剥がせそうな状態ではありませんでしたので、フィルムの上からスキャンしたものです。ピンク色のカバの滑り台が本来の目的として使用されている在りし日の姿は涙を誘います。

 なお、この貴重なお写真を公開したく掲載許可をもらうべく、Sgt.Kさんに呼びかけてみたが、連絡は途絶えたまま梨のつぶて。

アルバムそのものはスキャンした後、廃ロッジの元の場所に戻しておきました。最近は活動しておりませんが、壊さない・汚さない・持ち帰らない(元に戻す)をモットーとしております。まぁ藪に一億円の入ったバッグが落ちてたらそのモットーも返上するかと思いますが・・

 廃墟探索者のお手本のような人。そのお言葉、胸に刻み込ませてもらいます。

 千葉県房総半島の歴史を語る上で避けて通れない「行川アイランド」を未来永劫語り継いでいくためにも、これらの写真公開はやむなしと考え、事後承諾でもよかろうと、許可無く、掲載に踏み切った次第です。

 Sgt.Kさん、一報を頂けたら、幸いです。

 往時の行川アイランドと、謎の廃バンガロー探索、その眼に焼き付けてください    



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 まだ真新しい「インフォメーションセンター」。

 新築で使用前にも見える。



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 撮影者の芸術家が写っているのかと思ったが、カメラは構えていない。横に並んでいるということは知り合いなのだろうか。

 作業着を着ているので、彼が行川アイランドの飼育係だとすると、撮影者である芸術家は、行川アイランドの関係者?



行川アイランド-13-6
 ちなみに、こちらは、並びにあったと思われる、現在の廃墟化した個人用の入場券売り場。

 見る影もない。



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 普通の観光客だったらまず撮らない、総合案内所の3カット。

 ガラスに映るその姿は、カーキ色の襟シャツに、デニムのパンツ姿。若者風。

 大量のエロ本に写真、手紙、その他、個人情報が特定される物を残していくとは考えにくい。

 孤独死か。

 自ら命を絶ったこともじゅうぶん考えられる。



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 例のピンクのカバ。

 今では朽ち果てた行川アイランドに、こんなにも子供の声で溢れかえっていた頃があっただなんて、目を疑うばかり。



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 房総半島の先端の行川アイランドまで来て、カバの滑り台に夢中の子供たち。娯楽の少ない時代だからこそ成り立っていた経営だったのか。



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 変質者と思われないためか、控えめな位置からの撮影。

 子供を追っているのではなく、被写体はあくまでもピンクのカバのようだ。



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 様々な親子が入れ代わり立ち代わり。



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 なお、現在の行川アイランドのカバ。

 僕はこれを初めて見たときに、虚ろな目をして泣いているようにも思えた。腐敗物のような枯れ葉を口に溜め込んだままぱっくりと顎を外したようないつまでも口を開けたままの哀れなピンクのカバ。

 艶々と光沢を放ち、あんなにも子供達に引きも切らず遊んでもらえていた時があったとは    



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 ピンクのカバの背中に乗る子供。

 

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 こちらは胴体が無い状態だった。



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 分離式になっていて、これが胴体だった。



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 運搬時に重量を軽減させるために、分離式にしたのかもしれない。



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 他人の子供を遠目から撮りまくる若者。

 行川アイランドの関係者でなかったら、幼児性愛癖のあるただの変質者でしかない。



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トロピカルバードセンター

 子供の好きそうな魅惑的なアトラクションで充実していた。



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アイランドマップ

 言われて気づかされたが、島という設定だった。



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 子供以外にもお年寄りの客も大勢いる。



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 モンキーハウスのような建物が取り崩されると、これになり、落書きが施されているのが、今の偽らざる現実。



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リキートガーデン



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 この道の先に、リキートガーデンへと続くトンネルがある。



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 閉ざされた森の奥、かつて青年芸術家が暮らしていた、廃バンガローの切妻部分が見え隠れする    




つづく…


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