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25a
1979.  5月25日 (金) 11:20

今日は いろいろありました。
But 昨日の こと .... 昨日の日記書かんかったから.
まずは. 昨日のことからね 。
昨日, 小宮君の顔を見てしまった。 よく顔を
見せに来るんだもん ・・・ 辞典とか かりにね。
私もよく Aくみに 遊びに行くけど ... それも
小宮君を見たいから . .. . 大好き ... つきあってくれない
かしら ? ... 。掛居先ぱいの顔も見た。あんまし
先ぱいに会いたくないの ・・・最近は . .... . ..  .  。
今日のこと . ...  今日は 本当に 内容のある日だった。
まず .... 小宮君の顔を見た ....  だってねえ . . . . .
戸田のところの ガラス まどから 私の方 ・・ -(いしきしす
ぎだけど  ・ ・・ ・)を見てるようで - - - 何だか すごく
赤面してしまった _ _ 。変だ! でも 私 ... どうしても
小宮君とつき合いたい ..  好きだから  . . . .  。


キョーコさんの都合の良い解釈では、小宮君は我がクラスに、よく顔を見せに来る。

掛井先輩はしばらくいいけど、クイ気味で小宮君には会いたいなと。

戸田(君)のガラス越しに、小宮君は確かに私の方を見ていた・・・

間違いない...

赤面する、キョーコさん。

掛井先輩への興味は薄れるばかり。

一方、小宮君への愛は増々深まってゆく   

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小宮君はどう思って くれているだろうか?
う!ちょっぴり気になったりして ..... ホント ,
今日, 校歌をうたうために 体育かんに 一年生が集まって
サ! あの D組の人 ・・・ 富名君? だったっけ .. .. .
名前 あの 物理の Dくみの 女の人に きいたの ,
今日 写真もらってサ!  おもしろい             !
うたを うたってる時 小宮君の顔 見てね ,  ズッと小宮
ばっかし 見てたの。 ニッタ         ! 小宮君              !
あ~~ 本当に大好き . ....! 物理部の部活 今日 ,
いちおう ある予定だったけれど ね ... 3年生は
ほ習で ナシ . でも やはり 部長だけあってね ,
掛居先ぱいだけ 部にいてサ! そのこと言って先ぱい
も . ほ習に 行った ,  時間になったら 帰っていいって ,
部長好き .... でも 忘れたいの ..... だって 今三年生で
ほとんど つきあう ひまないで しょう .先ぱい好きだ
けど あきらめる _ 忘れる! ね! だから小宮君
が 好きなの , 放課後に , 私と、小林まり子, くまがい

河野 , 小豆畑が集まって 「プチレディ」という
しゅうかん しを見て いろいろ話をしていた .
ひどい 話 ....  いがいに 小豆畑君って すごい人だ .
キスの話 とか  ・・・ 性などの話とか ・・ 男性の何だか
はどうとか こうとか _ .. . おもしろいどうか , かんしん
した... あの  3日に 一ぺんは 何が たまって
精しゃ しなくちゃ 体にわるいと か ・・・  すごい話ばっかし_
いやあ. つかれた , どっとつか れた .
今日は 本当に内容が あった ,  とくに ・・・
2つね . 小宮君が人の 方を見てたと ・ ・・・
あ! それから  帰宅時 小宮君が 私の よこ
を とおって 行って 私が ふり帰った時に 、
小宮君も 私の方をふり返って ニコッて 笑うの、
何というか 再び 赤面した ... でも うれし
かった . 小宮君           ! 大好き!
小宮君、私と つき会っていただけますか?
貴方のこと好きなのです。♡夢がわいてきだゾ        おやすみ.

小宮君、私のこと満更でもないんじゃないかしら...

体育館で校歌を歌っている時も始終小宮君を見つめていた、キョーコさん。

掛居部長はそりゃ好きだけれど、彼はもすぐ卒業をしてしまう三年生。つきあって、楽しいキャンパスライフを送る時間など残されていない。眩しい目もくらむような高校生時代。人生で一番輝いているであろう、黄金の日々。昔からの憧れだった・・・

河野君、小豆畑君がゴシップ週刊誌を学校に持ち込んで興味深いトークを展開していたのだという。

小豆畑君の知識が凄いわと感嘆の声をあげる、キョーコさん。

彼の性知識に関心しているようだけど、所詮雑誌の受け売りで語るニキビづらの男子高校生に過ぎないのではないかと思うが、彼らより性知識の乏しいキョーコさんは感心することしきり。

三日にいっぺんはやらないと溜まってしまい、『精しゃ』をしなくては体に悪いなどと、二人の横で何食わぬ顔をし聞き耳を立てて中途半端な性知識を仕入れ、こりゃ勉強になったと、日記にまで書いてしまう。日本の性教育、遅れていますね。いくら1970年代とはいえ   

凄い話ばかりで、疲労感が半端ないと放心状態。

キョーコさんが小宮君の横を通った時、振り向いたら、向こうも振り返ってニコッと確かに笑ったのよと、彼女。

再び、赤面。

偶然が重なったのか。ただの妄想か。それとも意外や意外、両思いであるのか。そんなこともあり、すっかり彼女は小宮君に今まで以上に引き込まれていくのである   




つづく...

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