ホッキ貝の漁獲量が日本一だという、北海道の苫小牧市。苫小牧漁港にはB級グルメ愛好家に有名な「マルトマ食堂」があり、ホッキ貝のお刺身定食や、一番の名物「ホッキ貝カレー」を求める人でいつも大変な混雑をしている。 僕もマルトマ食堂へは何回か行ったことがあるが、 ...
カテゴリ:廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』
「喫茶店と事務所区画」 廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』.2
苫小牧港沿いにひときわ目を惹く、その異様な姿を晒し続ける、建築死骸「ホテルニュージャパン」。 大概こういった場所は、サバゲーの聖地化となっていて、BB弾が床一面にぶちまかれていたりするが、どうやらここへは、あの鉄壁の壁がよからぬ侵入者をある程度防いでくれ ...
「一流客室清掃員の邂逅」 廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』.3
客室階は3階からだった。 どこか大手の支店としてでも使用されていたのか、オフィス区画と思われる部屋。 道産子サラリーマンか、内地よりの転勤組か、気持ちの良い日差しをこれでもかと受けていた、大きな大きな窓。その全てが縁まで綺麗に削がれたかのように、割ら ...
「擦られたマッチ」 廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』.4
更に上へと 4階に来た。 4階の避難経路図。訪問者達の足跡が残されている。非常階段は建物の両端にあるということが確認できた。もし万が一、この瞬間に火事になったとしたら ということもあながち無いとも言い切れないのがこの廃墟「ホテルニュージャパン ...
「炭焼き臭」 廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』.5
5階にやって来た。またもやニダーのマーキング。流行りものも1年以上過ぎればうすら寒くなってしまうことを、この侵入者の書き手は知らないようだ。 荒らされ放題の雑然とした部屋。ちなみに、強い日差しが差し込んでいるこちら側が、オーシャンビューをのぞむ港方向の部 ...
「死灰遺産」 廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』.6
運が良かったのか悪かったのか、館全体への延焼は免れたものの、天井のパネルは焼けて落ちている。廊下のカーペットとタイルも同様で、更に炭化して基礎のコンクリートが露出し、それが削られたかのように粉々になっていた。 死の灰でまみれた中に何かが転がっている。 ...
「ファイナル視察」 廃墟、死灰の『ホテルニュージャパン』.7
不審火による放火跡の階とは違い、物が散乱をし雑然としながらも、かつての面影を留めるその内装の状態に、安堵を覚える、ホテルニュージャパン最上階にて仁王立の、廃墟探索者。 最近は東京でもめっきり暴走族を見かけることは無くなった。暴走行為に手を染めようかとい ...