仄暗いお散歩

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カテゴリ:廃墟中華テーマパーク『天華園』、そぞろ歩き

 大渓谷を見下ろす山の中に取り残された、廃墟テーマパーク『天華園』。僕が訪れたのは、周囲の山々が、うるさいほどの暖色系で染められた、紅葉真っ盛りの頃。 場所は北海道は登別。道道782号線と道道2号線が交わるあたり。 天華園は中国文化を売りにしたテーマパークと ...





 中華テーマパーク「天華園」の広大な敷地内に散在する、建物のうちのひとつ。観音開きの扉の片方は閉じられたまま。控えめに「いらっしゃいませ」と、小さいプレートの招きの言葉に導かれるまま、侵入してみる。 メニューを掲げていることや値段構成からみると、ここは中 ...

 またもや入園料をねだる看板と遭遇。先程みた正式な入場ゲートの売り場よりそれぞれ100円増し。天華園全体の入園料が大人1,800円で、メインの呼び物である中国庭園に直接入場しようとする人には、100円増しでぼったくってやろうという魂胆らしい。後で知ったら少ない金額と ...

 ジンギスカンやザンギ(鶏の唐揚げ)はとりあえず横に置いておき、登別市民も連夜舌鼓を打ったという、天華園の呼び物の一つ、中国レストランを探索中。 ちなみに、登別駅近くには個人でやっている古そうなおもちゃ屋さんがあった。時間があったので入店をしてプラモなど ...

 円卓テーブルの残骸や、巨大なフロア面積などから考えると、宴会場ではないかと考えられる場所。太いケーブルが数本這っている。 当時の姿をそのまま留めている円卓テーブル。がっしりとした作りだが、他での使いようも無いから放置されていった模様。 またもやあった、 ...

 石垣がうずたかく積まれている。その頂きには休憩所のような建物。 かつては、あの休憩所あたりから水を放出して、庭園内に水流をつくりだしていたらしい。 岩や石は映画のセットによくあるような樹脂などの模型ではなく、本物。 建物の名前は「与離同座」? 「同座」 ...

 小川を越えて葉叢(はむら)をかき分けていくらか進む。草葉に隠れていた巨大な石の案内板を、目ざとく発見する。 「畑」という文字があるが、周辺一帯に草が生い茂っているということもあり、天華園の営業当時はここで従業員が作物でも作らされていたのかもしれない。本 ...

 グリュック王国でみかけた、ケタ違いにでかい銅像もそうだったが、ここまでの大規模な物になると、ちょっとやそっとじゃ撤去もできない。側溝の蓋や橋のネームプレートまで盗む鉄くず強盗も、「コストに見合わない」と敬遠気味のようだ。 その名は「永安鐘」。 北京市か ...

 長時間、天華園内をさまよい終えた後、遂に、五重の塔へ、踏み込む決意をする。 試しに狛犬を撫でてみる。 普通、こういった石像なんかは、来場者がこぞって触りまくるため、手垢で黒ずんでいるか、摩滅して角が丸まっていたりする。だが、わずか7年間の短期間で廃業とな ...

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