仄暗いお散歩

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カテゴリ:実録、廃屋に残された少女の日記'78

 中学三年生、十五歳の誕生日を機に始めた、キョーコさんの日記が、約一ヶ月間を経過し、六月へ突入をする。 1978年の6月と言えば世間では、サザンオールスターズが、「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューをした頃。 当時のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」と ...





 お爺ちゃんの死はまだなんとか受け入れることができたものの、それ以上にショックだったのは、まるで骨と皮のように痩せこけ変わり果ててしまった姿の父親のこと。看病疲れで寝むれぬ毎日を過ごし、精も根も尽き果てた末の・・・ということらしいが    文面からすると ...

 日曜日だというのに、文面からすると無理矢理に、嫌々ながら、参加を強制させられて、ある場所に連れて行かれるキョーコさん。 そこにあった石碑には・・・ せっかくの日曜日が丸一日潰されて、翌日の月曜日にはその反動からか、友人達との秘密談義に花が咲き、先生から ...

 金山君への情愛を  せめて日記の中だけでもと、控えめでありながら、視点を変えてみれば、能動的かつ大胆に、いつかは打ち明けてやろうと  圧し殺さずに、その時を、虎視眈々と窺っているようにも見えた、キョーコさんだったが、本人自ら冒頭で切なくも切り出したよう ...

 憧れの金山君は、実は、山角佳子さんのことを好きらしい・・・どころか、両思いだったという情報を人づてに知らされ、その忌まわしくもある事実、記憶を、自分の頭の中から消し去ろうと試みた、キョーコさん。過度な運動を行い極度に体力を消耗することで、思考能力を著し ...

 中村君を脱落させて代わりに松本君を昇格させた、例の”四人リスト”を”伸一”に目ざとく嗅ぎつけられて、戸惑い気味のようでもあったキョーコさんだったが、その割には「気ずかないでいてくれーい」と、ともすると、まるではしゃいでるようにも見受けられた。 自分に自 ...

 憧れの金山君が佳子さんと両想いであることを聞きつけ、ただそれだけで心が折れたかのような、キョーコさん。自分から打ち明けることなく、一方的にに失恋感情を抱いて、自暴自棄に陥り、この先の展望をなくし悲観をしたのか、言葉少な気な様子。 自分だけのフリーダムな ...

 明日は日曜日で学校はお休み。キョーコさんは始発から二番目の汽車に乗り街へ行く予定を立てる。 街へ繰り出す目的は、日曜はちょうど父の日なので、お父さんにプレゼントを買うという理由がまずひとつ。あとは自分の身の回りの雑多な生活用品、レコードなどの趣味の品も ...

 大きな街まで行って日記帳やら服などを買い込んで物欲を存分に満たしたキョーコさん。ちなみに、その日記帳は僕が数十年後に拾うことになる”いかにも”な少女趣味デザインの日記帳である。 翌日の月曜日、兄弟でもある”史之舞”が家に帰ってくる。家族内での立ち位置は ...

 新設されたばかりの、まだ木の香りさえ漂う真新しい体育館で行われた「卓球大会」。 興奮冷めやらず、火照った体から熱が引くようなことはなく、自宅の勉強部屋まで続いたおさまることのない高揚感をキョーコさんは、思う存分日記へとしたためた。 たかが卓球になぜそこ ...

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