仄暗いお散歩

廃墟 廃屋 事件現場 カイラスチャンネル(You Tube)

カテゴリ:夕張廃墟世界、孤独探索

 炭鉱の街、夕張で生まれ育ち、石炭産業全盛期の恩恵を存分に享受。この地へ、後世に訪れることになる廃墟散策者にアラ探しをされようが、決して恥ずかしくもない、大層な家を構えるまでに至った、当該住居の家主。 子供の時分に駆け回っただろう、夕張の草原に見立てた、 ...





 無音の夕張ゴーストタウンの廃屋内階段にて。 乾燥により踏板(ふみいた)と蹴込み板の間に隙間が生じ、一歩登るごとに、自身の荷重でその間隙が撓み圧せられ、木と木が擦り合い乾いた二重奏。その度に小さい鳥の絶叫音のようなものが響き渡る。咎める者がいないとわかっ ...

 置かれていったままの、ミレニアム・イヤー、2000年十月十二日の読売新聞。安室奈美恵が「LOVE 2000」(ラヴ・トゥーサウザンド)という歌を出した年でもある。今や聞くだけでも恥ずかしいタイトル名。 思えば、小室哲哉の作詞における言語能力が限界に達した年。当時は『 ...

 数ある廃墟や廃屋の中から、無作為に選び出して侵入を試みる。 横たわるパチンコ台。手動のレバー式ではなくて、丸いハンドルの電動式。台は羽根物でメーカー名は「HEIWA」。家庭用に改造された物だと本体に後づけされた枠や台があるはず。この台はパネルのみで構成されて ...

 大夕張までは行かない、その途中にある南部青葉町。この界隈がゴーストタウン化してしまっている。 事前の調査では、「焼肉 お食事 一番」がまるでここ一帯のランドマークでもあるかのように、結構な頻度でブログ等に紹介されていたのを確認。 一様にここの評価が「安い ...

 夕張市内を散策していても、観光客はおろか、地元の人もほとんど見かけなかったが、夕張駅・駅前にある、SF映画の未来都市の建物のような”スーパー銭湯”にだけは、まとまった数の人の気配があった。 夕張の寂れた様子を半ば無意識に僕は『とんでもない過疎の町だな。住 ...

 ここもまた、北海道炭礦汽船の建物。「滝の上発電所」。 現在でも水力発電所として稼働中だとか。 かつての全盛期の北炭を象徴する、豪奢な赤レンガ造りの建物。 こちらはまだ現役ということもあり、テーマパーク化は免れていた。 漏電でもして火災を起こしているのを ...

 大夕張のゴーストタウンへ行く前に訪れたのが、ここ。 乱雑に生い茂った背の高い草木に覆われようかとしている”アスファルト道路”を進んで行く。 欄干の鉄錆はかなり激しいが、車両一台ぐらい通行しても、今すぐには倒壊なんてことはなさそうだった。 お城のようなも ...

 かつて、「炭鉱から観光へ」を合言葉に、巨額の予算を投じてテーマパークや大型スキー場を建設。「ゆうばり」の名を冠した国際映画祭まで開催をして観光客の誘致に努めたが、それらがかえって財政を圧迫し、夕張市は2007年に事実上の財政破綻となった。 僕が夕張の街に降 ...

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