仄暗いお散歩

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カテゴリ:廃墟、『チニカ山荘』荒くれ探索

 前回、積丹半島へ行ったのはもう数十年前のことで、まだ中学生の頃。 当時はまだ車やバイクの免許を取得できない年齢だったので、青春18きっぷや周遊券を使用して列車による北海道旅行をその頃は大いに楽しんでいた。 中学の冬休みを利用しての北海道鉄道旅行へ行ったあ ...





 『チニカとはなんぞや?』と悶々としながら、跳ねる小石が車のボディーを傷つけてしまうことに細心の注意を払いつつ、車を矢印の方向へ走らせていく    途中、手製の鳥居を発見する。 長期間、風をサイドより受け続け、歪んだ格好に。 石の並びはストーンヘンジでも ...

 施錠されたドアのガラス窓から見えたもう一つの光景。 立派に整った玄関だけを見れば、中に人の存在も十分あり得そうだった。 切り株にYの字型の細い枝が挿してあった。チニカ山荘従業員による手作りのようだが、帽子掛けか、あるいはタオル等の小物用室内物干しスタンド ...

 車で砂利道を進んで行き、辿り着いた時には想像もできなかった裏側の大惨事が明らかに。  管理人がいるかも・・・なんていう憶測は消し飛んでしまう。  二階部分の外壁が剥がれて前方に倒れ込む。  台風によるものだとしたら、被害を受けた時期は夏のオンシーズンと ...

 サンシェードを兼ねた食堂の白樺の木。そこに、桃岩荘Y.Hで発行されたと思われる「八時間コース完歩証明書」がなぜか何枚も貼り付けられている。 真夏のうだるような暑い日の一日。北海道とて、八時間も費やし徒歩で礼文島を一周でもしたら、肌は焦げ、全身発汗で服は生乾 ...

 2004年のエネオス(新日本石油)のカレンダーが壁に。 チニカの最期を、積丹の海のごとくその眠たげなアクアマリン色の眼で、何の因果か見届けるに至った、ゴッホ作の「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」。 おまえの行動は逐一監視しているぞ    下手なことはできない ...

 進むたびに、チニカの忘れ形見と遭遇をする。 どう使われたのだろうか。どのようにして、入手をしたのだろうか。ここへともたらされた経緯を詳細に考察する。 様々な廃墟にて、僕が常に頭に思い描いているのは「創造主(オーナー)」のこと。 オーナーになりかわり、廃 ...

 もはや、廃墟におけるルーチンワークとなった、トイレ確認。 旅行施設それぞれのオーナーが、旅人をいかに愛しているか。それはトイレの快適さでわかると言っても、過言ではない。 思えば、夕張財政破綻を招いた張本人、以前の夕張市長の肝いりで、夕張市内に複数設置さ ...

 その昔は山男達の山荘として愛された宿。 かつてのチニカを象徴的に物語る写真がある。マツダのサバンナというロータリーエンジン車のクーペに、フォークソングにどっぷり浸かっていそうな長髪の若者達が、ボンネットに十数人ぐらいで積み重なって乗って記念写真に収まっ ...

 オーナー一番の自慢が、この茶色成分を含んだお湯のお風呂。効能があるようなことを謳っていたが、間違っても源泉掛け流しではないようだ。 最近ではそこそこの旅館でも見かけることのないような、重厚な存在感のある和式の間仕切り。 その持て余し具合から、廃業をした ...

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