仄暗いお散歩

廃墟、廃屋、事件現場・・・ひとり探索記ブログ~ Dark Walking Tourism ダークツーリズム

カテゴリ:廃屋生き仙人との友情

 驚いたことに、そこは正確に言えば、廃屋ではなかった    毎度のことながら、都会の街中に眠る、昭和ロマンの息吹を閉じ込めたかのような、まだ見ぬ廃屋を求めて、地元を徘徊していた、気温三十三度を超える、ある夏の日のこと。 郊外や地方に行けば、そんなの(廃屋 ...





 廃屋生き仙人こと、Iさんが不意の訪問者である僕に、比較的ためらいもなく心を開いてくれたのは、ある偶然に偶然が重なってのことだった。 何しろ見ての通り、これなのだから、長年の経験を元に廃屋であるという判断を下してしまった、怪しげな僕を発見し、家主であるIさ ...

 廃屋生き仙人さんはそっと僕の耳元で囁いた   「日本がリセットされるよ」と。 僕へ対して執拗に警鐘を発し、来るべきその日に備えて、準備だけはしておけよと、具体的な商品名などもあげ、日本の行く先を憂う男が、今日もその日への準備に余念がない様子。 数百坪は ...

「土地は絶対売らない。これ以上、外者(そともの)が来るのを阻止したいから・・・」 土着原理主義者であるのか、廃屋生き仙人さんはそう吐き捨て、組んでいた腕をキュッと硬く締め直す。  以前は近所の人も皆、昔からの知り合いだったが、まず、バブル期に近隣で土地を売る ...

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