仄暗いお散歩

廃墟、廃屋、空き家、所有者不明土地、残留物

カテゴリ:森の奥の、廃墟エロ本寮

 カラフルな寮の中には、昔日の、若き血潮を想起させる、大量のエロ本が、約四十年の歳月を経ていまだ、新書のような真新しさで、そこらに散乱していた。 居間には、散らばるエロ本の間より、楽しげな家族の写真アルバムが、申し訳なさそうに、置かれていたことが、なんと ...





 観音開きのドアを押して中に入って行った。苦役を強いられ疲弊していながらも、食欲と性欲だけは溢れかえっていそうな、独身男性のみが寄り集まる、むさ苦しい建設現場の飯場をイメージしていたが、内装も地方の洋風の小規模美術館のような落ち着きのある洒落た作りになっ ...

 山の中で軟禁でもされているかのような禁欲空間で生活を送る寮生達が、つかの間の性の開放をそこに求めたのか、持て余した若い体の火照りを冷まそうと、毎夜、賑やかに、新作入荷の時は、沈黙と静穏さをもって、皆食い入るように、一心不乱に、この居間にて、性情報の氾濫 ...

 中学や高校を出たての、一日中異性のことしか頭にないような、止めどもない性欲が溢れんばかりの青年たちの欲望の全てを曝け出したかのような、山奥なのに、磯の腐敗臭がほんのりと  そのあまりにも惨憺たる卑猥な目の前の情景から察するに  漂ってきそうな錯覚さえし ...

 北品川といえば、東海道五十三次の第一の宿場町「品川宿」があったエリア。一度行ったことがあるが、昔を偲ばせる旧街道は道幅が今ではとても狭く感じられ、道路沿いには古くからのこじんまりとした商店が、虫食い状態で不規則に間を置きながらも、道の両側にのんびりと軒 ...

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