仄暗いお散歩

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カテゴリ:廃墟ラブホテル

 休日が続くものの、持つものを持たざる身分ゆえ大遠征は難しいけれど、片道の交通費が、どうにか五百円以内で行ける大物案件はないだろうかと、まるで中学生のような懐事情に内心恥らいを感じつつ、果たしてそのような都合の良いおあつらえ向きなまだ見ぬフロンティアがい ...





 車利用型の昭和のラブホテルといえば、普通、幹線道路沿いに建てられたものだった。 廃墟ホテル「高月城」は、狭い旧街道から入った、私道のようなうら寂しげな細い道を少し行った先にある。 さらに進むと、そこには小規模な産業廃棄物処理場。 人目を避けられるとはい ...

  バイクでにけつをしてやって来て、ここに止めるような猛者はいたのだろうか。 昭和の家住みの若者達が、悶々として暴発寸前の性欲をたぎらせ、はやる気持ちをおさえつつ、横へ横へと我先に車を並べていた、あの日、あの頃。 その中でも多かった車種は、ホンダのプレリ ...

 壊れていたスクーターが、半年以上ぶりに無事、故障から復活を遂げたので、試運転も兼ねて、どこか近場で手頃な物件はないものかと探してみることにした。 エンジン内に溜まった煤を一気に吹き飛ばせるような、ある程度のストレートを気持ちよく快走できるような道程であ ...

 放課後の校庭のように広く感じられる廃ラブホテル敷地内。 男がたったひとり、川岸で遊ぶ親子連れの喧騒になぜか怯えながら、裏庭から建物正面へと回り込む     正面ゲートから入って来てからの導線はとても良く計算されている様子。 零細ラブホテルがこんな立派な ...

 入店して写真だけ撮ってさっさと出て来てしまったり、デコレートされたアイスの写真だけを撮り、あろうことか、食べずに即捨てしたりと、昨今、暴走気味の”インスタ映え”ブーム。 要は、対極でマウントを取ることにより、相手を皮肉りくさしながら、自分の趣味の有用性 ...

 札幌市内から車で行く場合は、道道三号線を由仁町へ向かって行く。長沼町と由仁町の境目あたりに、その廃墟ラブホテル「リリ」はある。 かつて、この廃ラブホでは、首吊り自殺があり、当時のテレビや新聞のニュースで結構取り上げられたいう話だ。 実は、訪問当時にはそ ...

 部屋で暴れまわり破壊した内装や調度品の残骸がぶちまけられた通路は、クロックスのサンダルでは歩行が危ぶまれるほど。 ここまでやれば外に音が響くのは間違いない。一般市民が通報しようにも、報復を恐れて躊躇してしまうような、手のつけられないような人達が出入りし ...

 殺人事件のあった公売物件の豪邸に行き、そのままに散らばる残留物を丹念に検証をした時も特にあれこれと感じたことはなかった。その殺人事件は未解決のままであり、怪しげな何かを包んだホイルを密閉した瓶入れなどが庭にまだ転がったままであったが、好奇心が上回ってし ...

 黒い鱗模様の壁の部屋を進んでいくと、床には定住者の物らしき布団が転がっていた。 廃墟に住んでいる人は多い。でも、昼間の間は大抵姿を消したままで、どこかへ行っていることがほとんど。図書館か、空き缶でも拾っているのだろう。 かといって、夜は心霊スポット巡り ...

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