仄暗いお散歩

廃墟、廃屋、空き家、所有者不明土地、残留物

カテゴリ:牧場に取り残された廃墟炭住アパート

 北の大地の、釧路は音別町、尺別にかつて存在した、鉄道マニアの間では”幻”と囁かれ、熟練の廃線駅巡りファンの心をも掴んで離さないという、「尺別炭山駅」の跡。 前回、険しい道に抗いながらも突き進み、行く手を覆う密集した小枝に車のボディ側面をガリガリとこれで ...





 階段踏面に散らばるコンクリートの砕片を踏みしだきながら、一段一段、上へ。想定外の大きさの砕片を踏み体の安定性を失うと、姿勢を保とうとして、体の重心からの鉛直線のずれを垂直に修正しようと、荷重の掛かっている脚と逆の脚を、下段突き払いのようにして、まぁ真横 ...

 今は牧場の中に取り残された、二棟のうちの一棟の二階へとやって来た。 先客はいないし、最近訪問客があったような空気感も無い。  避けながらも、踏まざるを得ない、撒かれたようなガラスやコンクリートの砕片が床には無数に積もっている。 僕が一歩を踏み出すごとに ...

 間近で見ると、単純に煉瓦を積んだものではなく、皮膚が擦りむけて真皮がのぞいているような、塗ったモルタルが剥がれかかっているものだった。 場にそぐわない、夕張メロンの果肉のようにオレンジな葉が、壁への拡張をしたたかに試みていた。 逃避を促すために鼻歌交じ ...

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