仄暗いお散歩

廃墟 廃屋 事件現場 カイラスチャンネル(You Tube)

カテゴリ:埼玉県

 メールでここの訪問記を送ってくれた人によると、この廃墟らしきものは、ご主人はどこか別の住まいにいらして、不定期にメッセージを書きにこの家にやって来る、という話であった。 アップデートされる、壁の文字。 家の前は車の往来の激しい幹線道路。 メールを送って ...





 ついに、廃墟ラーメン屋「どさん子」の二階にある焼肉屋「もーもー亭」一番奥の座敷に到達する。 吊るされているのは、恵比寿様か、大黒様のお面だろうか。 どういう趣味を持つと、焼肉屋の客席にこんなお面が。 もしや、遺体にはこのお面が被らされていたのでは、と、 ...

 遺体の発見された廃墟ラーメン屋を目指して、遥か埼玉県は春日部市までやって来てしまった、もの好きな僕。 一階のどさん子ラーメン屋を舐めるように検証したところ、ニュースで報じられたような、亡き骸のあったと思われるような場所は特定できなかった。 報道では、ラ ...

 廃墟厨房及び併設のカウンター設備を一周し、その終端まで来た。 おまえは、たかだか廃墟ラーメン屋の店内を一周するのに、何か月かかっているのか、という突っ込みも聞えてきそうだが、連続して同じ場所の記事を読んでも(作成しても)飽きるだろうとの判断により、この ...

 黒い雪でも降り積もったような厨房。 鼻で息をすることはためらわれた。何度もゴグリと唾を飲み込む。 大鍋から中くらい、小さいのまで、まるでご主人が調理を突然中断したかのように、コンロには昨日までの慌ただしさがそのまま残されているようであった。 調理途中に ...

 選択をしたのかもしれない、最後の場所、どさん子ラーメン店の化粧室。 行き場を失った彼にとって、ここが最適の場所であるように思われた。 遊びで来る奴らが、一番奥まったトイレまでは、そう覗いてみようとは思わないだろうと考えられるからだ。 本人も、できれば、 ...

 色味は褪せ、潤いを失って骨粗鬆症の骨のようになったカウンターや椅子は、いずれ自ら床に崩れ落ちてゆくのを、じっと息を潜めて待ち続けているかのようであった。 廃墟ラーメン屋に潜入を果たし、重い引き摺るような足取りで、ちょうど、店内半周の地点まで来た。 背後 ...

 遺体の発見されたラーメン屋の廃墟を求めて、埼玉県の春日部まで遠路はるばるやって来た。 ここまで来て、踏み入れられずに、外側から眺めるだけだったら、前の歩道でもんどり打ってのたうち回るところだったが、そう締め付けはきつくなく、黄色い規制線も見かけず、あっ ...

 半世紀以上も廃墟化していたというラーメン屋の店内にて、遺体発見のニュースがネットの片隅でちょっとした騒ぎになったのは、一年と少し前ぐらいのことだっただろうか。 映画「スタンド・バイ・ミー」を思いおこし、少年時代のゾクゾクするような好奇心が湧き上がりでも ...

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