仄暗いお散歩

廃墟 廃屋 事件現場 カイラスチャンネル(You Tube)

カテゴリ:多摩地区

 おもむろに部屋に入ってみる。 天井部分が抜けて空が見えて隙間から日が差し込んでいる。 壁が眩しく照らし出されて幻影のように浮かび上がって神々しくも見えた。 しばらくその場で身動きが出来ず、立ちすくんだままかすみがかったような壁を凝視し続けていた、僕   ...





 和歌子ちゃんが受験勉強を頑張った二階の子供部屋。その部屋からはクラスの誰よりも早く初雪を見ることが出来た。 あまりにも時期が早かったため、クラスの人達に『まさか・・・』と疑われるぐらいであり、大自然と背中合わせで暮らす、過酷な自然環境で生きる彼女の生活の一 ...

 棟から棟へと脱兎の如く移動した、僕。 近くには有閑マダムの声も弾むテニスコート場がある。ちょうど見切れるのだ。 まさか連絡はしないだろうけど、誰もが一人一台スマホを持つ今の時代、用心するに越したことはない。 前も言及したけれど、ここのテニス場もお婆さん ...

 階段を登って右側、ウッドテラスのある方の窓。 まるで訪問者をこっそりと観察するために開かれているかのようなカーテンの不自然で中途半端な隙間が気になると言えば気になって仕方がなかった。 電気のソケット類が束ねられている。 屋敷全体が通電していないことをこ ...

 お宿自宅のトイレ。 和式便器内はスプレー噴射のような強烈な夥しい飛沫により斑に染め抜かれていた。あまりにも酷い有様であったので、画像に修正を加えないと見るに耐えなかったのだ。 ご主人が最後の日、旅立つ間際に急激に催され、慌ただしくやられた結果なのであろ ...

 後から諸事情で設えたような四角い穴が開いていた。 子供の頃、列車旅行をした北海道。 まだ鉄道が通っていた紋別駅で、十数分間列車が停車するというので、僕は駅に降りてみることにした。 駅前にはそば屋があり、駅舎と向かい合うそば屋の側壁部分に、このようなまる ...

 一階というべきか、地上部分と呼べばいいのか。 デビュース邸の基礎となる土台部分には倉庫らしきドアがあったが、ドアの鉄板は酷使されたのか、出来の悪いジャガイモみたいに表面がデコボコしていておまけに錆が酷かった。歪んでいて閉まりもしない。ここ十年ぐらい使わ ...

 お宿二階の住居玄関へのアプローチを必死に試みる、Sさん。 僕は枝をロープのように掴んで遠心力を利用して、寸断されていた階段を巧みに飛び越えて二階玄関前に着地。「後に続け!」と怒鳴ると、Sさんが一呼吸置いてから、たまらずに弱音を漏らす。「カイラスさんみたい ...

 建設会社やご自宅前での撮影は約二十分ぐらいに及んだだろうか。  シャッター音、衣擦れの音、コンバットブーツのソールがアスファルトを軽快に掻き鳴らす音。 デビュースのご主人がもしご在宅ならば、上から僕の気配には当然気づいているはずであり、あの男、ついに自 ...

 府中米軍通信施設の事務所のような建物があり、その横に工場らしきもの。またさらに口が開いていて、隣接して同じような建物が並んでいる。 「FIRE EXIT」と書かれた本来なら避難口であるらしい開け放たれたままの戸口をくぐってみる。アメリカ人仕様にしては高さ幅ともに ...

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