仄暗いお散歩

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カテゴリ:解禁、カズ少年の見守る峠の廃墟ドライブイン

 東京から国道20号線を走って高尾山を過ぎる。そこから相模湖に行く手前に控えるのが大垂水峠。かつて漫画「バリバリ伝説」第一部の舞台になったことでも知られる。 1980年代から1990年代には、ローリング族や漫画の影響で競争型暴走族が押し寄せて死亡事故が多発。原付は ...





 バイク少年どもの去った夢の跡、大垂水峠の廃墟化した「旭山ドライブイン」。 ちなみに、「カズ少年の見守る~」とあるカズ少年とは、このお子さんのことではない。 カンのいいお方なら、それとなくお察しになっているかもしれない。 掘り出されてゆく残留物の中から次 ...

 まさぐっていった膨大な量の残留物の中に、ついに、カズ少年がカズ少年であることの紛うことなき覆りようのない証左を探り当てることに成功する。 もっとも、カズ少年と便宜的に言い出したのは、この僕であるのだが。 キングカズこと、三浦知良選手は、いまだに現役のサ ...

 少なくともこの季節だけは、人による管理がなされていないだろうことを、ベランダに堆積する落ち葉の量が密やかに物語っていた。 雨の日は空を恨めしく見上げて、無念さを滲ませながら、このベランダでリフティングの練習でもしていたのだろうか。 一度は胸襟を開いてく ...

 大垂水峠、深閑とした山を切り裂くエギゾーストノイズとともに昭和から平成を駆け抜けた、伝説のドライブイン「旭山ドライブイン」オーナー夫妻のお孫様から、再び、コメント欄にありがたいお言葉を頂くことになった。こんなにも荒れ果てているとは…何年も人が住んでいな ...

 並べられた、旭山ドライブイン御主人愛聴盤のシングルレコードたち。いかにもな、いぶし銀のラインナップが揃う。 井沢八郎は、現在富士山の裾野に居を構えていらっしゃる、ご存知山ガール「工藤夕貴」のお父さん。工藤夕貴がデビューした時は親の存在を隠していたが、新 ...

 二階廊下の突き当り、トイレ横のドアからテラスに出てみる。 斑に群生するスナゴケの敷物を踏んで、前へ、前へと。振動が薄い鉄板を伝って階下で反響音となって返ってくる。 数歩歩くと苔についた露がカーゴパンツの裾をしっとりと濡らしていた。帰途もバイクなので気に ...

 二階の廊下の突き当り、トイレ横の階段を降りてゆく     食事をするでもなく、ちゃっかり、トイレでウンコだけしていってやろうという輩が続出したことに業を煮やし、あのような憎悪丸出しの張り紙を断腸の思いで貼り出した、お祖父様。 灯火が消える前の最後の一閃 ...

 今は亡き、お祖母様が我が子のように大事にしていたという、まるで生きているようなやけにリアルな赤ん坊のお人形が、包み込むような優しい眼差しで見守る、旭山ドライブイン。 中央エントランスホールの片隅には、旭山の最盛期をひた隠すかのように、そっとしておいてく ...

 あのカズ少年の小学校時代の貴重な卒業証書をエントランスホール脇で発見。 順調にいっていれば社会人一年生、または、社会で相応の経験を積んで社会人としての立ち位置がようやく掴めてきた頃だろうか。 啓太君、お元気ですか。カイラスです。 Jリーグにその名が無いの ...

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