今回はmineoから和歌子ちゃんへの交換日記。 こちらも更新を再開したいと思います。 以前とは違い淡々とした更新になってはしまいますが、なんとか最後まで続けたらなと。 二人して受験をする高校の運命の受験日まであと11日。 mineoはふと小学校時代の卒業式の日のこ ...
カテゴリ:廃墟
「秘密基地に興奮した、探索者」実はまだあった府中米軍基地跡に行って来たよ!.10
建物を覆い尽くすような草木をかき分けて行くと、 広大な敷地の端の部分に到着。 建物の向こう側からであろう、往来の激しい車の行き交う音が絶え間なく聞こえてくる。 剥がれそうな苔むしたトタンの壁面。 赤錆びっしり観音開きの鉄の大きな扉が誘い込むかのようにお ...
「突き刺さりそうな部屋」実はまだあった府中米軍基地跡に行って来たよ!.9
壁に投げつけ密着して乾燥して干からびてしまったソバのような蔦が壁一面を這う姿に、出かかった言葉を飲み込んでしばらく黙りこくってしまった、僕 改めて外回りを眺め見ると、実に幾つもの多様な顔を持っていることに気付かされる。 コロナ禍でここの再開発計画 ...
「少女が描いた和香子部屋の見取り図」廃墟、家族崩壊のお宿.23
今回の日記で和香子ちゃんは、自分の部屋の見取り図を詳細に図にして峰尾に説明をしてあげている。 そう、それは見比べても信じられないだろうが、この写真の部屋を漫画チックに図にしたものなのである。 中央にあったはずの和香子ちゃん曰く『愛しの・・・』とまで言わしめ ...
「米軍専用カフェテリア あのオブジェに遭う」実はまだあった府中米軍基地跡に行って来たよ!.8
大ホールに続く、奥に真っ直ぐ伸びる廊下があった。途中には右左に小部屋がいくつか配置されている。 順番に小部屋に入っていく。 不自然に立たされているかのような木製の棚が引力のある存在感で部屋の壁際に立っていた。 福島の地震があった時にここも震度6ぐらいはあ ...
「変わられた夫人」一家蒸発の絶望工場.7
工場の片隅でこんなボードを発見した。 ダンボールをカットしてペンキを浸した筆で大胆に書き殴られたものである。 『桃』が一個100円というお手頃価格。 工場が廃業に追い込まれようとしていた金銭的にも精神的にも苦しい末期は、工場前の道端で『桃』を一個僅か100円 ...
「mineoの贖罪」廃墟、家族崩壊のお宿.22
今はなき、峠のお宿の食堂だったと思われるスペース。 廃墟化してから、歴代の侵入者達によって荒らされたのか、一家の生活用品からお宿の備品、そして、家族の写真アルバムなどが撒いたかのように床に散乱していた。 ちなみに、家族の写真アルバムに貼ってあった新築の ...
「見えてきた大ホール」実はまだあった府中米軍基地跡に行って来たよ!.7
僕の廃墟巡り史の初期頃に行った北海道の雄別炭鉱の病院のような、樹木に覆われた中から暗い顔をのぞかせるほぼほぼ半壊している建物の階段を駆け上って二階に到達。 大鉈が振り下ろされたような裁断面を見せる崩落部分。 何をどうするとこんな崩れ落ち方をするのか ...
「明かされた著名芸術家の素顔」落日の廃墟、行川アイランドに行って来たよ!.12
廃墟「行川アイランド」園内を亡霊のように彷徨っているという謎のバンガロー。 一回目の探索では発見出来なかったが、読者のSgt.Kさんの情報提供もあり、動画を撮影しに行った二回目の探索では無事巡り逢うこととなった。 ちなみに、こちらの画像は現在の廃墟バンガロー ...
「華麗なるご住職、幻のアルバム」廃寺参拝に行って来たよ!.10
今では、断面丸見え構造と成り果てた母屋の二階から奇跡的に発掘された、ご住職一家の知られざる華麗なる暮らしぶりが窺える一冊の写真アルバム。 正座をして、呼吸を整えてから、ゆっくりと表紙をめくってみる ショートヘアにパーマをあてているのは、ご主 ...