仄暗いお散歩

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カテゴリ:廃墟高層アパート戸別訪問、羽幌炭鉱跡

 北海道留萌の山の中に、草木に埋没しつつある、廃墟高層アパート群がある。 全盛期には、こんな山奥に当時の国民的大スター『三波春夫』がやって来て、リサイタルまでしたという、その羽幌炭鉱が閉山となったのが昭和45年。 この近代的なコンクリート製の炭住高層アパー ...





 羽幌炭鉱跡に残された廃墟高層アパート群。とりあえず全戸訪問をしてみたいと意気込んでみる。 もうすっかり慣れたけど、朝の山奥、森のような場所にたたずむ廃アパートにいるのは、自分、たったひとりだけ。 こう奥深い場所だと、ホームレスも住み着かないだろうから、 ...

 誰もいなくなった廃墟アパートを、大の大人が息を切らしながら、昇り降り。 人里離れた山の奥深くとはいえ、北海道の人のいなさ加減は、本当に心身を落ち着かせてくれるし、ふと頭をよぎる『俺は一体何をやっているのだろう』といった、一瞬呼び起こされる、生活の場での ...

 足を踏み入れたのは、大量の雑誌や新聞で埋め尽くされた、通称『雑誌ルーム』。 それぞれ発行された年代はバラバラ。年齢構成もバラバラ。 何故この部屋に一極集中して雑誌類が溜まっている理由は、今もって謎だが、そんな夥しい無数にある中から、とある一枚のちらしの ...

 雑誌ルームを後にして、更なる戸別訪問を続けていると、ある手書きの看板に行き当たる。 その看板や施設の工夫からから読み取れる、”無用の長物”と化した『廃墟高層アパート』の、行政による、涙ぐましい再利用の努力・尽力。 実に興味深く、窺い知ることができた。  ...

 芸人やかつての映画スター達が、街中でぶらぶらとお散歩をしながら食べたり飲んだりするだけで、高額なギャラが貰える。 そんな安易な番組をゴールデンタイムなんかで放送しているから、”バカにされている”と憤慨した賢い視聴者に愛想を尽かされ、最近のテレビ番組の視 ...

 元炭鉱夫とその家族。高度経済成長期の”あの”日々を懐かしみ、「苦しかったけど、あそこでの苦労があったから、今がある。お父さんが北海道まで行けるのは今だけかもしれないから、旭川動物園を見るついでといってはなんだけど、行ってみよう!」 山奥の、森に埋もれ廃 ...

 車中泊からの早朝探索による疲労に加え、あまり意味が無いと内心薄々気づいている『全戸訪問』の自己縛り。 これといった達成感にありつけそうもなく、半ば惰性で部屋から部屋を巡り繰り返す中、思わず立ち止まり、自分の足元を見つめ直す良い機会を与えてくれるような部 ...

 廃墟高層アパートの戸別訪問をなんとか終わらせる。母から子への感動的な伝言。新築したばかりの炭住に、突如忍び寄る閉山の危機。かれこれ数十年が経過した、この廃アパートの各部屋には、未だに様々な人間のドラマ、ひとつの産業の終焉   などの痕跡が残っていて、そ ...

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